2012年2月14日火曜日

奥が深い


 おひさしぶりです。コンニチハ。
ふらりと、淡路島に行ってきました。
淡路島で採れる食材を使った おいしいイタリア料理やさんがあって、そこにご飯を食べに行ったのですが、天気も良かったし、せっかく橋も渡ったので、ほかにもいろいろ見てみよう、と。

で、伺ったのが、こちら。



樂久登窯(らくとかま) http://rakutogama.com/index.html   です。
幹線道路から、どんどん山の中に入って行ったところにあります。






雰囲気のある、すてきな建物。
築100年くらいの年代物らしいです。中はおしゃれに改装されて、現代風ですが。


                               

 これは、敷地内のお向かいに建つ建物。
切干大根らしきものが軒先に干してある。
この中が工房なんだろうか。表にたくさん陶器が並べてあった。


ご主人は、丹波の立杭焼で修行したのち、地元の淡路島に帰ってきて工房を開いたらしいです。
中はギャラリーと、カフェになっている。










陶器じたいにさほど惹かれるものはなかったけれど、見せ方、というか、 空間の使い方がとても上手で、だから、全体が、「あぁ、いいもの見たなぁ」って気分にさせてくれる。
たぶん、趣味がとてもよい人なのでしょう。

ものを作って売るって、むずかしい。
バランスのよいお店に行くたびに、思います。
付加価値の演出力が最終的にはそのモノの創作力よりも必要かもしれなくて、それがブランドってものなのかもしれないけれど、その両方のバランスを高いレベルで維持しつつ、人とは違うものを見せる、って、ほんとうに誰もができることでない。
そのうえ、買ってもらわないといけないし。
山の中で、ちょっといいもの見たな、って、よい気分になりました。
もうちょっと、買う気にさせる、モノの力がほしかったけれど。






 リンゴジュースも、こんな陶器のカップ。
液体が、なんだか、とろり、と見える。


あ、そうそう。
ちょっといいもの見た、ですが、すげーものを見たよ。
人里に下りてきてワナにかかったでっかい猪が、頭を銃でぶち抜かれて血まみれで運ばれて行く現場に、猟銃会のおっちゃんの解説付きで立ち会うという、なんだかよくわからんシュチュエーションに遭遇。
淡路島は、今年、餌がほしくて人里に下りてくる猪がとても多いらしい。
罠にかかった猪は、しっぽを切り取って持ってくと、5000円くれるらしい。
で、後ほどおっちゃんらが本体を回収しに来る、と。
そういうシステム。

樂久登陶窯のおばさんが教えてくれて、おもしろそうなんで見にいったら、そんな生っちろいもんではなく、トラウマになりかねないくらいの修羅場血みどろ現場に、けっこうびびってしまったのですが、本来生き物を食べるって、こういうものよなぁ、と、生まれて初めて実感を持ったのでした。

奥が深いぞ、淡路島。
(淡路島に行けば見れるってものでもないけど)





あと、もうひとつ。
明石海峡大橋をモチーフにした、ゆるキャラ「せとうち わたる」くん。
全国ゆるキャラ選手権で優勝経験あり。
レベルはともかく数だけは腐るほどある国内ゆるキャラどもを押しのけて、優勝。
けっこうすごいかも。

淡路島はあんがい引き出しがいっぱいです。

ついでみたいですが、ご飯もおいしかったのでした。
リゾレッタ、というお店です。ゆうめい、かも。
レストランでブログ用の写真を撮るなんて無粋なことは趣味に反するので、しないのさ。

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