2011年11月23日水曜日

試作中


夏物の仕上げと並行して、冬物の計画を立てつつあるお話を、以前しましたが、
(こちら ⇒ http://hakusen-moko.blogspot.com/2011/11/blog-post_16.html )


ゲージをとりながらピンクと茶色の配分など試しているところです。




編み模様自体はさほど複雑ではなく、タテ1列を、2種類の模様を交互に繰り返しながら上がっていくもの。
で、その隣りのタテ1列も同じことをするのですが、スタートが1模様分ずれて始まるので、左右隣り合う模様が違って、ちょっと見た感じ複雑に見える。

しかし。
模様があまり立体的でないせいか、または糸がふわふわで模様がはっきり出ないせいか、なんだか上の写真を見ても分かるように、何の模様が編まれつつあるのか、かなり不明…。
これはたとえ本体が出来上がったとしても、やたらモコモコしてるだけ、って感じになりそうな気がしてきた。
それにしてもゲージが取りにくい。目も段もまったくわからん…。
この糸(アルパカビネット)、けっこう立体的な模様か、メリヤスのが向いてるかもね。

2011年11月22日火曜日

冬のおしゃれ


寒くなってきましたね。
ほんきで。
できれば冬眠したいけれど、そういうわけにもいかんので、人間なので。
冬のおしゃれのことなど考えて、乗り切ろうとおもう。




今シーズンの、モスキーノ チープ&シック。


いつも、かわいい。
オトナ可愛いの代表とおもう。miumiuと並んで。
40過ぎて、さらりと似合うような人に、なりたい。
でも高いからね、売り場はいつもふつうのおばちゃんマダムとかが買い物していて、がっかりし、そして悔しくなる。




そして前のシーズンのロシャス。


 冬にこれくらいの色ですごしたい。
なんでみんな、冬になったら黒とかグレイのコート着るんでしょうね。明るい色こそ、着るべきと思うのに。




そして、東京ブランド、シアタープロダクツの、今シーズン。
  


 やっぱり東京ブランドは、スタイリングが非常にリアルで、かわいいし即使えるものが多い。
カジュアルとモードの中間くらいのかんじ。
中でも、今シーズンのここは、よい。
花柄のロングスカートに、ニューバランスみたいなカラフルな色合わせのスニーカーを持ってきたり、ボウタイのワンピースにアニマル柄のコートなんて、 東京ならでは、と思う。
逆に、古着とかにしてしまった方が、もっとかわいいんじゃないか、とも思うけれどね。
新品の意味を考えてしまうようなものが、ちょっと日本には多すぎますよね。

とにかく、こういうこと考えてると、冬もまぁしょうがないか、くらいに和らいできます。一瞬ですが。
まだ11月だ。どうやって乗り切るべきか…。

2011年11月21日月曜日

サラの鍵、のこと。


 


映画をみてきました。
大阪ヨーロッパ映画祭という、日本未公開、もしくは公開前のレアなヨーロッパの映画がいっぱい見られるというイベントが現在大阪で開催されているのですが、そこで、20日に1回限り上映された、『サラの鍵』です。先行上映。
大阪ヨーロッパ映画祭のHPはこちら。 ⇒ http://www.oeff.jp/


ベストセラーだった、同名の小説が原作です。



本の表紙には見覚えがあり、ベストセラーなのも知ってたし、映画化されたのも知っていた。
でも敢えてすすんで読みたいと思わなかったのは、やっぱり、ユダヤ人虐殺が主要なテーマとなると、非常に重いってことが読まなくても分かるからです。
だから映画も、こういう形でなければ、一般公開されたのを観に行くということはしなかったように思う。
結果、付き合いの勢いで、まぁ観てよかった、かなぁ…。



一つ、設定として知らなかったというか、意外だったのは、舞台はフランスで、そのフランスに住むユダヤ人を、ナチスドイツではなく、同じフランス人警察が弾圧した、という歴史的事実です。
同国人どうしでそうせざるをえなかった(そして、見て見ぬふりをせざるをえなかった)罪悪感みたいなのが深くあり、だからこそいろんな人が、被害者も加害者も、戦争のあと、いろんなことを秘密にしながら現実と折り合いをつけて生きていくしかなかった。

そのフタを、ふとしたきっかけで開けてしまった、ジャーナリストの女性が主人公です。
彼女の人生の選択も、それで大きく変わる。


最後、たしかに希望があるような終わり方をします。
でもやっぱり私は、希望は添え物で、主要な言いたいことは、徹底的に損なわれた人生というのは、決して救うことができない、という、ただそれだけのように思ってしまった。
自分でも、他人の力をもってしても。
一人の人生が損なわれることで、関わった周りの人の人生も、少しずつ損なわれていく。
たとえ嘘や秘密でやり過ごそうとしても、原因が取り除かれることは決してない。
もし、それを希望に変えようとするなら、そのために更に新しい傷が広がることも覚悟して、乗り越えなければならない。
もしかすると、乗り越えられずに終わるということも、あるかもしれない。
傷は、一人だけでは絶対にすまない。

虐殺はたしかに大きな悲劇で、でもそれ以上に、それによって損なわれた人生が、果てしなくいろんなことを巻き込んで損ない続けるということこそ、本当の悲劇だ、と思った。
本人がいなくなっても、歴史的な事実を人が忘れつつあっても、それでも今も損なわれ続けている、というのが、いちばん怖い。

半端に人がいっぱい死んでいく映画よりも、よっぽど私はヘコみました。
まぁでも、それだけ良くできた映画だということです。
主演のジャーナリスト役、クリスティン・スコット・トーマスは、とてもよかった。
お金を払って、時間を使って、じっくり観る価値があるかどうかっていう点では、けっこういい線いくと思います。
公開されたら、みなさんもぜひ。
年明けから、順次公開です。

2011年11月20日日曜日

まだ編んでる


編み物の話です。

いまだに、夏物をもくもくと編み続けているのです。
もういい加減飽きてきているのですが、仕上がらないとやめられない…。
出来上がっても着れないものを編むのって、なんだかもう仕事のようです。
早く仕上げればいいだけなんですが、ね。


ほとんどのパーツは揃いつつあるので、あとはアイロンかけたり綴じたりはいだりすると出来上がる感じ。

パーツを見せられても、んーそうか、ってくらいにしか他人は思わないであろう、ということで、最近は写真を載せていなかったのですが、あまりにもご無沙汰なので載せてみることにしました。
んーそうか、と思わないでくれるとありがたい。




こちら、前身ごろの襟元になる部分。




後ろ身ごろの部分より、左右ひとつずつモチーフが多いので、その分襟ぐりが深くなります。





そして、袖。



五部袖くらいの長さ。
開いた状態なので、あとで綴じます。



で、くっつけると、だいたいこんな感じになる予定。



袖を付けるのは、身ごろを綴じたあと、最終段階にします。
まだもう片袖編まないと。
作品展までにはたして間に合うのかっ。けっこう追い詰められている状態…。






ところで、これも久しぶりの、料理の写真です。
作ってはいたのですがね、撮るのはひさしぶり。




鶏とかぶのあんかけ煮。
まえに作っておいしかったから、もう一回作ってみた。
小さいほうのかぶは、うちの畑で採れたもの。

だし汁に、酒・薄口しょうゆ・塩のみ。弱火でことこと30分ほど煮込むだけ。
なのに、とてもコクがあっておいしい。
少なめの煮汁で蓋をして、蒸し煮のようにするのがこつです。
冬はやっぱりあんかけモノよねぇ。あったまる。


2011年11月19日土曜日

かわいい生き物


以前にも書いたことありましたが、リサ・ラーソンの作る動物がなんとも好きです。

はりねずみのレプリカキーホルダーでとりあえずがまんしていたのですが、ついにそのキーホルダーもチェーンが切れてしまった。顔もハゲてきたし。
アマゾンで簡単に購入できるのですが、顔とか色がね、いろいろ違うのですよ。
だから店舗でちゃんと選んで買いたいと思っていたのですが、それがなかなか見つからず、ついに耐えきれずアマゾンで買ってしまった。




それが、あんがい可愛い顔のが届いて一安心。
色もいいかんじ。
やっぱりかわいいなぁ。


そして、はりねずみの可愛さに目覚めてしまった結果、こういうことになりました。
またまた空白の1ケ月の間の出来事です。。。





くいちゃん!(今年8月生まれの女の子。トイレットペーパーの芯と格闘中。)

リアルはりねずみ飼うことになっちゃったよ。
といっても私ではないのですが。
局地的にはりねずみフィーバーを巻き起こした結果、近しい人が衝動買いのように購入。
おっそろしく可愛い生き物です。
犬とか猫みたいななつき方をしないのです。どっちかというと、眺めて楽しむかんじ。
でもルックスのレベルが半端でないので、どんな動きをしても身悶える勢いでかわいい。
手のひらサイズ。
意外に手間いらずの生き物です。
一人暮らしの人には大おススメです。わたしも欲しい…。
禁断症状のように、週に1回は顔を見に通う日々。



そして、かわいい生き物つながりでもうひとつ。
富山と小豆島の間に、実は和歌山に行ってきたのですが、お決まりのパンダを見てきました。
こっちも、身悶えるかわいさでした。







白浜のアドベンチャーワールドには、ぜんぜん知らなかったのですが、8頭もパンダがいるのです。
ここで繁殖をしているので、ようするにファミリーなわけです。
最初のお嫁さんは中国出身ですが、そのコが産んだ日本生まれのパンダが、このあいだ双子を出産し、初の純国産パンダが誕生。
(国産パンダって、なんだか言葉の響き、というか違和感がすごい。黒毛和牛、とか地鶏とかをイメージしてしまう。たべものみたい。)
中国以外では、世界で一番の大家族だそうです。

和歌山県の宣伝の仕方が間違っているのか、同じ関西圏内に住んでいながら、行くまで全く知らなかった。
すごいことなのに。8頭もいないよふつう。
和歌山県はもっとお金かけてパンダの里をアピールすべきだと、切に思いました。
ミッキーなんかよりよっぽど夢と希望のある生き物だと思います。なんたって、こっちは生ものですからね。媚びないし。無敵のキャラクター性を持っています。
みんな、和歌山にパンダを見にいこう!



おまけ。
和歌山の夕日。海に沈みつつあるところ。美しい。





1週間怒涛の更新で、まぁ大体主要な出来事は書いたような気がするので、来週からは普通のペースに戻ります。
他にもいろいろあったようにも思うけれど。

12月に教室の作品展があるので、それに向けていろいろ仕上げ中です。
編み物ネタも増えるとよいのですが。

2011年11月18日金曜日

また、島



1ヶ月の空白期間に、またまた島に行っていました。
前回の豊島と同じく、瀬戸内です。
今度は小豆島。オリーブアイランド!想像以上にすてきな島でした。

オリーブ以外に何があるんだ、ってくらいにしか思ってなかったのですが。
確かにオリーブだらけです。
お土産ものがオリーブ一色なのはまぁ、どうでもいいとして、そして、どれだけがんばってもエーゲ海にはなれないのにエーゲ海色を全面に出したがるのも、まぁ、許すとして、なにが、小豆島すてき、と思わせたかというとですね。


街路樹がとりあえず、普通にオリーブ。
温泉に行くと、石鹸のような必需品の佇まいで、オリーブオイルが置いてある。(オリーブオイルを付けたままお風呂に入らないでください、って、注意書きが貼ってある)
目玉観光スポットのはずのお店が、異様に入り組んだ分かりにくい裏道とかにある。
秋の間、オリーブ収穫祭をずーっとやっている(らしい。ポスターがいたるところに貼ってある)。でもどこで盛り上がっているのか不明。
などなど。
媚びてるようで、ぜんぜん勝手にやってるかんじが、よい。
観光と日常のバランスが、絶妙にユルい気がする。
オリーブも醤油も(醤油も主要な特産品)、あんたらが来なくてもその辺にふつうにあるからテキトウにどうぞー、って感じがするのです。
これはもう私の性格ですが、勝手にどうぞ、と言われると、かなり勝手に楽しめてしまう。
逆に、こういう風に楽しんでごらん、とくると、途端に鼻白む。

上の写真は、エンジェルロードとかって、1日2回潮が引いた時だけ対岸の島に渡る道が現れる、ってやつなんですが、そこをカップルで手をつないで渡ると幸せになれる、なんてシロモノ。
こういうのまるでダメですね。
(気になる人はどうぞ。にぎわってました。)
でも、景色としては、ひじょうに美しかった。
夕暮れ、です。
こういうのは、遠くから眺めるに限る、ね。




オリーブ収穫祭がおそらく催されているらしいところで、収穫祭には参加せず、勝手に収穫してきたオリーブ。




オリーブも、オイル向きと、食べる向きの二手あるようです。品種なんて、ほんとたくさんある。
はじめ知らずに、まぜこぜで採ってしまった。
家で漬けてみようかと思って。
(ちなみに、生の状態で一瞬味わってみたけれど、おっそろしく苦かった)



 こんなかんじに。
オリーブの新漬け、だなんて、初めてでときめく。


あまりに写真を撮らずに帰ってきてしまったのを、ちょっと後悔しています。
せめて、気に入った場所だけでも紹介しようかな、と。


EAT





ここ、いいです。
二日続けてお昼ごはん食べに行ってしまった。
ごはんもデザートもお茶も、とてもちゃんと作られているし、おいしい。
レベル高いです。
空間もすてき。もとは、まちのお医者さんの建物だったらしい。
明るくて、白くて、清潔感にあふれている。
ご夫婦でやっていて、なんかもう、幸せのカタチって感じのお店です。




ヤマロク茶屋





ここは、かなり本気でトキメいた。
老舗の醤油蔵の中を見学できます。体に良さそうな菌だらけ。
何も添加せずに、樽についている菌の力だけで、醤油ができるらしい。
で、その蔵のまえの庭みたいなところでテキトウに(ここポイント)、お茶ができる。
バニラアイスに醤油かけて食べます。
新食感。
とにかく、菌に会うためにもう3回くらいここに来たい!って気分にさせる場所でありました。
雰囲気あります。



あと、寒霞渓の頂上のロープウェイ終点から、ロープウェイは使わずに遊歩道を下っていく途中にある、大師堂という、小豆島霊場88か所の札所のお寺。
洞窟の中にあります。


(これは、ちょっと他のとこから拝借した写真。しつれい)

岩の中に掘ってあるお寺なので、薄暗くて狭くて、神秘的なかんじでした。
いかにも、霊場ってかんじ。

そして、恒例おみくじひいたら、また大吉。



とりあえず、由緒ありそうなところの大吉だけ手元に残しているけど、たまってきた…。

今年はとくに、ほぼ100%大吉な気がする。
また大吉ひくかなーと思って、とりあえずおみくじがあるようなところではひいてしまうのですが。
このアタリ感を、何かほかのものに回すことはできないものか…。
他のくじ運に関しては皆無なんですがね。何なんだろう。

2011年11月17日木曜日

この空白の1月ちょっとの間に、わたしは恋におちました。
かなり、真っ逆さまに。
お相手は、カノジョ。 Lana Del Rey。




まだ、シングル1枚(か、そろそろ2枚目が出る?)しか出してないのに、デビュー直後からミュージック・ブロガーの間で話題沸騰。
あらゆるジャンルのミュージシャンが、カバーしまくり。
英ロンドン公演は30秒で売り切れ。

とりあえず、何がいいって、姿かたちがおそろしく好み。
モデル風でも女優風でもなく、ほどよくモードでおしゃれ。そして、なんともエロい。
声も、もちろんよい。
いそうでいないです、こんなの。かんぺき。
現在、私にとってもっとも視覚に訴える目の離せない生き物は、相変わらず水原希子なのですが、それを超える勢いでキテる。


こちらは、デビューシングル。





そして、それを歌う、動く彼女。いいなぁ。




みなさんも、この映像で恋に落ちてください。
年明けにアルバムでるよ。アマゾンで予約しないとっ!!!
日本にも来ないかなぁ。

2011年11月16日水曜日

新作に向けて

すこし前に、展示会で注文していた冬糸が届いていました。
こちら。



リッチモアの、「アルパカビネット」5番。
こうして並べると2色の色違いを買ったように見えますが、同じ糸です。





ピンクとグレイの混じった色。
糸の名前の通り、アルパカとウール混なので、かなりふわふわと手触りがよい。
そして、軽い。あったかい。
イタリア製。


そしてもうひとつ。
同じくリッチモアの「バカラピュール」124番。



こちらは、同じくアルパカとウールに、モヘアも混じっています。
アルパカビネットとゲージがほぼ同じで、素材も似ていたので、これにした。


で、この2種類で何を編むかというと。
これです。




リッチモアの、「ベストアイズコレクション vol.109 秋号」掲載作品。
リッチモアというのは、毛糸のメーカーなのですが、ここに限らず各社糸メーカーは、季節ごとに新作の糸を発表するにあたり、その糸を使ったデザインがいっぱい載っている本を同時に販売するわけです。
編み図も載せて。
で、これが編みたい!ってオバハン(に限りませんが)が、本に載っている通りに、ごっそり揃えていろいろ買ってくれるとありがたいなぁ、っていう意味合いのものです。

私は編み物始めてかれこれ8年目に突入なのですが、今まで本のデザインで編むということをしたことがなかったので、初体験です。
まぁ、使う糸は違うので、結局ゲージを取ったり、自分の寸法に計算しなおしたりすることは必要なのですが。


でもこのデザイン、上の着用写真を見ると、非常に複雑な製図と思いますが、実はすごく単純なことなのです。




つまり、ものすごく分かりやすく簡略化して話すと、正方形にまっすぐ編んで、1辺に胴体と袖、もう1辺に袖の穴を空け、てっぺんから頭を出す。
胴体の穴が真下になく、横に開くので、着ると写真のように片側にねじれてパフるのです。
で、まっすぐ編んでいる模様も、まるで横向きに編んだようにドレープして見える。

そもそもデザインを考えた人は、接続原型から起こして、着ても無理がないように寸法など工夫した結果、誰でも見たら編めるようにって、本にはこうして正方形の図しか載っていないのですが。
本来は頭をつかった、結果ということ。

編みはじめるとちゃっちゃと編めてしまいそうなので、そしてその割には見栄えもするし、いいかなぁと思い、今回はこれにしました。
アルパカビネットのピンクとグレイをメインに、バカラピュールのこげ茶色を間に入れて、ボーダーにするつもり。
ボーダーも、着るとねじれておもしろいことになりそう。

寸法などの調整は済んだので、只今ゲージを編んでいるところです。
毛足が長くて絡まりやすいので、編み目が見にくくて間違えても気づかないとか、ありそう。
気をつけねば。



そしてもう1作品別に編みたくて、買った糸2種類。







イギリスの老舗メーカー、ローワンのツイード!!
ばつぐんに可愛い。そして配色が、イタリアにも日本にもない、センスの良さ。
ツイード糸のレベルの高さで有名ですが、今回初めて購入。

この、本体のボルドーに差し色で入っているピンクに合わせて、同じくローワンのモヘア混の糸も購入。



ピンク!!
ツイードは若干シャリっとしていますが、これはモヘアが入っているので、ふわふわ。
今年は、どうしてもこの、ボルドーとネオンピンクの組み合わせで何か編んでみたかったのです。
リッチモアの糸は、編むモノ重視で選んだけれど、ローワンのこの糸は、色重視。
形はシンプルで、配色を工夫して編んでみたいなぁ。
手持ちの服に合うにはどんなシルエットかってシュミレーションを、暇さえあればしているところです。
まだまだ手をつけるとこまでいかないからねー。妄想のみ。
でもこれがいちばん楽しい。


 

2011年11月15日火曜日

富山旅行のことなど

とりあえず手始めに、この1月ほどのあいだ何をしていたのかを、つらつらと。

10月のはじめころ、富山の友達宅に遊びに行きました。
久しぶりにサンダーバードに乗った。

これは、宇奈月温泉の少し行ったところにある温泉からみた景色。
ちょうど向かいに、宇奈月発で黒部ダムに向かう、トロッコ列車の線路が走ってます。
今回は、トロッコには乗らなかったけど。
とりあえず、絶景。






あと、富山市民俗民芸村、なるところにも行った。
http://www.city.toyama.toyama.jp/etc/minzokumingei/

はしゃぎすぎて受付のおばちゃんに追い出されたりもしましたが。

移築した古民家のそれぞれに、陶芸や民芸品などを展示しているところです。
柳宗悦とかね、いわゆる民藝というものに関しては、最近まであまりピンときたことなかったのですが。バーナード・リーチとか。
美術品ではないものというのは、位置づけがむずかしい。なにをもって美しいというのか。
どちらかというと、手が届かないほど完璧なものを美しいと思いたいタチなので。

でもルーシー・リーの陶芸を見て以来、多少捉え方が変わったように思う。
人に使われることを前提としたものには、どこか手の柔らかさがある、というか、使われていくことで生じる美しさまでもがすでにそこに含まれているような佇まい、というか、とにかく、好き嫌いはあったとしても、不思議と気持ちになじむものです。
美術品のような、はねつけるような強さは、ない。
そういうものだという、自分なりの理解をもって見ていると、なかなか興味深いエリアでした。

なによりも、建物がよい。
ホンマものの古民家です。




こんな太い梁の家に住みたい…。一部屋しかない家でいいから。


民藝見学のあとは、おされな民藝ショップへ。
富山市内にある、「林ショップ」というお店です。
使える工芸品、つまり民芸品をセンスよく扱ってるお店で、店主さんは、自身高岡銅器の制作もする人らしい。
高岡銅器というのは、富山の高岡で作られている銅器のこと。家の建具など、日本のほぼ100%をこの高岡で作っているらしいです。

ということで、林さんがデザインして、高岡銅器の職人さんが制作したという、銅のねずみ!!


友達みんなで、お誕生日プレゼントに買ってもらったのだ。
意外とずっしり重いのです。
さいこうに、好み。


もうひとつ、けっこう極私的にトキメいたのは、こちら。




友達宅の近くの牧場にいた、羊。
さわりまくり。
背中の毛にボコボコ開いてる穴は、私が指を突っ込んだあとです。
あの毛の密集ぐあいといい、弾力といい、もうなんとも…。
忘れ難い、魅力的な動物でありました。

てことで、羊毛の流れで次回はそろそろ編み物の話でもしようっかな。
なんたって編み物ブログですしね。


2011年11月14日月曜日

ひさしぶり

みなさんコンニチハ。
お元気でしたか?
気がつくと1月以上も更新することなく、あっという間に季節も秋の終わりに近づきつつあります。

1月のあいだ、何も書くことがなかったから更新していなかったのかというと、逆にいろいろと書くことが多すぎて、追いつけなくてめんどうになり、いったんめんどうになってしまうと果てしなく、結果こういうことになってしまっていたわけです。
気温も20℃を下回り、ニット向きの気候になってきましたし、気分一新、また始めてみようかな、っと。


よろしく。
明日あたりから始めます。