2010年12月28日火曜日

黄金バランス伝授



フランスの紅茶専門店、THE O DOR の『ボリウード チャイプル』を購入。
関西では直営店がないので、キャトルセゾンで見かけたときに買うしかないのですが、このチャイプルは人気で、あまりキャトルセゾンでも販売されることがない、とのこと。
送料と手数料払ってまではなぁ、と普段なら思うのですが、お正月だもの!贅沢しちゃう。

チャイ(もしくは、ロイヤルミルクティ)に関しては、そんなに上質な茶葉を使わなくても、スパイスでどうにかしてしまえる、ともいえるのですが、それでもやっぱり、ティーバックよりは、ちゃんとした茶葉を使うほうが、断然コクが出ておいしい。
いつもは、アッサムのブロークンタイプをベースに、クローブやシナモン、カルダモン、ペッパーなどをブレンドして煮出すのですが、このチャイプルは、すでにそういったものがブレンドされているもの。
今まで飲んだなかで、いちばんおいしい!!
スパイスの割合が絶妙で、香りと甘み、コクのバランスがもう、ほんと、カンペキなのです。
キャトルセゾンのカフェで飲むことがでます。


ということで、そのキャトルセゾンのカフェ、カフェキャトルの店員さんに思わず聞いちゃった、黄金バランスを皆さんにも教えてあげる。

茶葉 6g
牛乳 200㏄
砂糖 小さじ1

ちなみに、砂糖は、私はきび砂糖を使います。その方が甘さがまろやかになります。
もしくは、はちみつを。
少量の水を沸かして、それでまず茶葉を開いておいてから、牛乳を加えるのが、コツ。
牛乳はぜったいに沸騰させないこと。
ある程度煮出したら、私は2・3分ほどお鍋のふたをして、蒸らします。
そのあと、茶こしで漉すと出来上がり。
夏なら冷蔵庫で一晩冷やすと、翌日はこっくり深みのあるアイスロイヤルミルクティが出来上がります。
おためしあれ。


さて、本日で私は仕事納めです。
今年は、ブログも始めることができ、いったい何人の人が読んでくれているのかナゾですが、読んでくれてる方々、どうもありがとう。
編み物ブログと言いながら、編み物以外の話の方が多かったのをお許しくださいな。
来年は、さらにたくさんの作品をお見せできるように、精進いたします。

冬休みは、ニーナ・シモンを聴きながら、ミルクティを飲んでのんびりするかなー。



The Twelfth Of Never は、冬の、静かなあったかい部屋で、毛布にくるまって聴く音楽、って、みんな思うはず。
では、よいおとしを!

雪の日しごと

クリスマスの日、神戸は雪がちらほら舞いました。
そんなさむい日に、さらにさむいところに住んでいる友達の出産お祝いのため、赤ちゃん用の帽子を編みました。


新生児用の、頭巾のようなかたちのもの。
首がすわってない赤ちゃんは、スキー帽みたいな形は被りにくいので、このかたちが便利らしい。
市販のものは、いかにもって赤ちゃん色が大半なので、あえて渋めにモスグリーンを。


糸は、たいていの赤ちゃん用は、洗濯しやすさとか優先だったりして、あまり肌触りとか素材感は重視していないものが多いのですが、今回は肌触り第一で、この糸を選びました。


ダイヤの、タスマニアンメリノ。
モスグリーンは男の子用で。このアイスグレイは、別の友達のとこの女の子用に購入。
ほんと軽くて、あったかくて、ふわふわで、よい糸です。
余力があれば、ポンチョもお揃いで編みたいところですが、断念。。。



余った糸でリボンを編んで、ラッピング。


明日には届くかなあ。
クリスマスプレゼントには間に合わなかったけどね。

2010年12月27日月曜日

ヤクザ映画をみた



台湾映画「モンガに散る」みました。
ヤクザもの、ヤンキーもの、そしてスポーツものと青春、友情もの、総じて暑苦しく汗くさく、全く好みの範疇外なのですが、今年の映画界隠し玉ってくらいの話題性に惹かれ、思わず見てしまったのでした。
ろまんちっくなクリスマスシーズンにヤクザもの映画。
さすがに人少なかったです。

結論。
たいへんおもしろかった。
まあ、ストーリーはさほど珍しいものでないと思うのですが、そして共感できるような部分も個人的にほとんどなかったのですが、それでも面白いと思えたのは、演出と俳優、のような気がする。
俳優、いいです。
特に、上の人。
なんか、どんな動きをしても目をひく感じ。
この人がどう動くかが気になって、画面を見続けてしまうような。

エンターテイメントですな。お正月に見るといいかも。

しかし、ヤクザって、どうしてあのアロハみたいな柄シャツをだらしなく着るのだろうか。
イタリアマフィアみたいに、ベルサーチとかアルマーニとかのスーツなんてビシっと着た方がかっこいいのにさ。

2010年12月24日金曜日

イブ





めりーくりすますいぶ。
とっておき、肉球系フォトをプレゼント。
あぁ、誰か私にパグ(メス)をプレゼントしてください。
犬のぬくもりが恋しい季節。

2010年12月21日火曜日

年末ベストガイド


フィガロの、「本と映画ベストガイド」。
毎年この季節に出ますが、今年は映画もやっちゃう、ってことで、かなりの充実ぶり。
ファッション誌なんですが、ファッションに限らずいろんな分野の人が、それぞれのテーマでおススメする本(今回は映画も)を選ぶもの。

それこそファッションでも、写真集だったり、評伝だったりするし、動物ものから女の一生、ハウツー系、科学ものに健康ものなど、けっこう、へぇ、って本が紹介されています。
あんまり、こういうのは読まない方なんですが、このフィガロの特集に関しては、おもしろいしセンスいいし、流行り関係ないし、よい。
新聞の書評も、年末に今年の3冊、みたいなのやりますが、あくまでも新刊ですしね。

去年の特集のときに紹介されていて、そうでなければ読んでなかったなぁ、と思う本、といえば、山口瞳の「血族」。


桜庭一樹が、女系の歴史物語みたいなくくりで紹介していたのですが、ほかに勧めていたのが、イザベル・アジェンデの「精霊たちの家」とか。
これは、マルケスの「百年の孤独」の女系版ってかんじで、わたしは大好きなのです。
で、それなら読まねば、と。
母の、隠れた過去を明らかにしていく過程がけっこうスリリングなのですが、あくまで私小説。そりゃ南米の、あの現実か夢か?って奇想天外なストーリーとは、また落ちるところが違うわけで、最後、若干の拍子抜けではありましたが、おもしろかった。
あの、なんとも暗いかんじが忘れられないわ。

そして今年最後、女系つながりでこの1冊。


噂の、阿倍和重「ピストルズ」。
今年の谷崎賞受賞作です。
これも、菖蒲家という一族に語り継がれる女系の物語。らしい。(これから読むので。)
賛否ハッキリ分かれる作品のようですが、谷崎賞は歴代けっこう趣味に合うので、期待してみようと思い。
冬休み用に寝かしときます。たのしみ。
谷崎賞といえば、たとえば、町田康 『告白』、小川洋子 『ミーナの行進』 、堀江敏幸 『雪沼とその周辺』 、村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』 、どれもすき。

ちなみに、ピストルズとは、「めしべ(たち?)」という意味らしい。なるほど。

2010年12月20日月曜日

作品展のこと



17日(金)と18日(土)は、編み物教室の作品展でした。
私は平日は仕事なので、土曜日のみ参加。
教室のすぐ近くにある、passe-temps cafe(パスタンカフェ)という、若い女の子が二人でやっているカフェで、今回は行われました。

ガラス張りで自然光がいっぱい入る、明るい内装のカフェだったので、あまり広くないわりに、けっこうゆったりした感じで作品が展示できました。


写真は日が暮れてから撮ったので、ちょっとセピア色ですが。
ホントはもっと、どの作品もキレイな色です。
年配の人が多いから、そんなに変ったデザインのものはないですが、自分で編む人が見ると、いろいろ参考になるポイントがいっぱです。


ちなみに、こちらのワタシの作品ですが。
(何回か着たので、ちょっと裾が広がって魚みたいになってる…。そしてナゼかおばあちゃんたちに大好評だったらしい。全く違った着方を想定していそうですが。)



これと色違いの同じ糸で、先生が編んだワンピースと帽子。


デザインも模様も違うから、そりゃ違って見えますが、それにしてもカンペキ。
分かる人には分かると思いますが、身ごろと袖で、編み方向を変えているのです。
だから、胸のあたりがスッキリと見える。
はあ。。永遠に追いつけないと感じる瞬間。。。


奥の方はこんなかんじ。



ところで、こちらのカフェ。
地味な場所ですし、どんな風なのか全然知らなかったのですが、なんだかとってもちゃんとしている、よいカフェでした。意外にも。
こちらから ⇒ http://www.passe-temps.jp/

食べ物はすべて、お茶うけの小さなクッキーに至るまで手作りなのはもちろんのこと、材料にもこだわっているみたい。
お茶の種類も多くて、紅茶はオーガニックのものを揃えていたり。
スプレッドって、よくわかりませんが、野菜とかのコンフィチュールのことなんですかね?無農薬栽培された野菜や果物を使ったジャムみたいなのを販売していたり。
「無農薬ボルドールバーブ」とか「有機にんじん」とか、「完熟あんずいちご」とか。おいしそう!
スプレッドのお店はこちら ⇒ http://www.vegemerry.jp/

ベリーのルイボスティ買っちゃいました。
おいしい。


のんびりできて、ちょっと良いです。
あんまりいないと思いますけど、お近くの方はオススメします。のんびりできるよ。


ところで、前日ギリギリまでかかって仕上げたニットですが、どうにか間に合って、当日着て行くことができました。
大変好評で、一安心。




ちなみに袖は、模様と、かのこと、メリヤスの組み合わせです。
こんなかんじ。



これでやっと心おきなく年が越せるわ~。
次回作も、楽しいのができそうです。いろいろ考え中。おたのしみに。

2010年12月14日火曜日

ルーシー・リー



このあいだの日曜日、はじまったばかりの「ルーシー・リー展」@東洋陶磁器美術館 に行ってきました。
大阪中之島は、現在イルミネーションイベントの真っただ中で、美術館周辺はおしゃれっぽい飲食のテントなどが立ち並んで、お祭りらしくていいかんじ。
奥に見えるレンガ色の建物が、東洋陶磁器美術館です。



冬の中之島って、ちょっとヨーロッパみたい。


この展覧会は、東京から巡回して来年の2月まで大阪で見ることができるのですが、かなり、待ちに待った!!もの。
1年は待ち続けたね。
展覧会自体もなんですが、東洋陶磁器美術館という場所で、ルーシー・リー作品をたくさん見ることができるということも、とても楽しみにしていた理由です。
自然光がたくさん入る構造の建物で、建築物としても、とてもセンスがいい。
陶磁器専門の美術館なので、展示スペースも、陶磁器をじっくり見やすいように作られている。

で、内容なんですが。
素晴らしかった。
私の知ってることばでは、とても伝えることができないような。
胸が、いっぱいになるような感覚で、満たされました。
初期のウィーン時代のものから、ロンドンに移住してのち、晩年の円熟期のものまでを、順に見ていくことができます。
さまざまな実験を繰り返し、それが円熟期の作品に結集されていくことが、ほんとうによく分かる。
完璧なのに、あたたかい。
あんなものを作りたい、とか、所有したい、とかでなく、あんな器のような人間になりたい、と、見ていて深く思ったのでした。
三宅一生が、自分で所有しているルーシー・リーの器は、もったいないけど使ってこそ魅力が分かるものだと思うから、普段から使っている、というようなことを以前言ってたけど、今回たくさんの器をみて、たしかにそうかも、と思った。



ところで私は、全然詳しくはないけれど、高麗時代の青磁がとても好きで、東洋陶磁器美術館では、とても美しいコレクションを見ることができます。
ルーシー・リーももちろん文句なしにステキでしたが、久しぶりに見た常設展の青磁もまた、とろけるようにステキでありました。

あと、意外だったのが、美術館内の喫茶店。
レベル高いよー。
飲み物もデザートも、ちゃんと手を抜かずに手作りしてる。
陶磁器美術館なだけに、器もちゃんとしてるしね。
スコーンおいしかった。

ぜったいにまた行くと思います。
今度行ったときには、図録を買う。
先に図録を買ってしまうとね、それで満足してしまいそうなので。もういちど実物を見るまでお預け。


それにしても寒くなってきたもんだ。
背中も丸まっちゃう。おばあちゃんだもん。



ばあ。

2010年12月13日月曜日

もう一息


袖とボタンをつけました。
ナゼ片袖だけ?とは言わないで。
とりあえず、出来たとこから仕上げていく作戦。
あと1週間で残りの袖を仕上げねばならん…。ぎりぎりだ。
しかし、袖が付くと、さらにセーターらしくなったでしょう。
もう鬼太郎のちゃんちゃんこには見えないはず。



ボタンは、結局、こうなりました。


最初に買ってたのは上のカラフルな方なんですが、数が足りなかったのと、全部このカラフルで行くとクドいかなぁ、と思い、色ナシのものを追加で購入。交互に付けることにしました。


ってなるとあのハチは??


ZOOM!!


2匹とも、背中にとまらせてみたのでした。



ところで、さいきんハマっているもの。



アロマポッドに、オレンジとラベンダーの精油をブレンド。
ラベンダーは沈静作用があるので、落ち着きます。
オレンジだけだと、ちょっとムっとしたので、混ぜてみるとふんわり落ち着く香りになってちょうどよかった。
たまたま買った香寺ハーブガーデンのオレンジ精油は、オレンジというより、なんだかみかんの香りがする。
冬の、こたつで食べる、みかんのにおい。なんだか、なつかしいかんじの。

2010年12月12日日曜日

靴のお手入れ



とても久しぶりに、靴クリームを買いました。
「モウブレイ」のもの。
ずっと以前は、英国王室御用達ブランドの「メルトニアン」を使っていたのですが、靴クリームなんてそんなすぐになくならないので、久しく新しいものを購入していなかったのです。
で、そろそろクリームが固まってきたので買わないとなぁ、と思いつつ、パッケージだけ見てメルトニアンと思って手に取ると、そこには「モウブレイ」と。

聞くところによると、久しく購入してなかった間に、メルトニアンは廃業してしまっていたようです。
でも、品質の良さと使いやすさにファンが多かったため、その要望にこたえて、メルトニアンを販売していた日本のメーカーが、生産していた工場に依頼して、同じものを復活させたのが、この、モウブレイだそう。
どうりで、パッケージが似ているわけです。
だから、もともとメルトニアンを使っていた靴好きは、今はモウブレイを使っていることが多いみたい。

今回ケアするのは、とりあえずこの3足。


どれも、10年は履いてる大好きなもの。
左は定番トリッカーズ。ミュウミュウに、コレクションプリヴェ。

使うのは、このケア用品。


クロスの横のチューブは、ドイツのメーカー、コロニルのウォーターストップチューブ。
万能です。
これを使うまえは、中性クリーナーで汚れを落として色足して栄養足して、って何段階も踏まないといけなかったけど、これを使うと、汚れ落とし・防水・栄養補給・ツヤ出し・汚れ防止のすべてが、この1本で、一度で済んでしまうのです。
しかも、皮に優しい素材を使っているし、表面に膜をはって保護する仕組みになってないので、次に使用するときに、クリーナーで落とす必要がないのです。
超お手軽なうえに、高性能。
靴のお手入れ初心者には、とりあえずこれをおススメします。
後は、同じコロニルの防水スプレーがあれば、梅雨時も余裕で乗り切れます。
(普段は、防水スプレーがなくても、チューブだけで十分防水されます)

ということで、使用前と使用後。


このツヤ!ああ、しあわせ。

ということで、ぜんぶキレイになりました。
靴みがきは、けっこうストレス解消になりますよ。たのしいよ。

2010年12月9日木曜日

毛糸のぱんつ

本格的に寒くなってきましたねー。
今年はニットとファーの当たり年ってことで、洋服から小物からいっぱい組み合わせて、埋もれる感じでもこもこしてるのも可愛くていいのでは。
バランスがだいじですけどね。

今現在編んでる途中なのがアラン模様のニットですが、ずいぶん前にこちらで言ったことあるかも?そもそも、上下セットで編むつもりで糸を買っているのです。
で、下をどうするか、ってことですが、短パン!!
冬にショートパンツっていうのはここ数年だいぶ市民権を得てきてますが、今年は、ついにニットのショートパンツがきた!
去年までは「毛糸のパンツ?」と言われかねなかったこのアイテムも、今年なら全く問題なく、堂々と履いてお出かけできるはず。
いろんなメーカーからも、今年の冬はけっこう出ています。

ってことで、着こなし例を。
今年のニットブームの牽引役にもなったD&Gより。





ニット同士の組み合わせもかわいいけど、上みたいにフォーマルなものと組み合わせるとさらにかわいい。
下の、ニット×ニットの方が、普通の人には難しいと思うけど。



短パンではないけど、ニットのドレスアップも、今年はいけそう。




ニットのドレスとファーのブーツがあるだけで、アクセサリーなしでいけちゃうね。

ちなみに私のアラン模様短パンは、もしかすると次のシーズンになってしまうやも…。
来年の冬にもまだオシャレと言ってもらえるアイテムでいてくれるかなぁ。

2010年12月8日水曜日

新たなブーム



数年前に、ギックリ首という、思いつきで付けたような名前のモノになってしまって以来、ちょっと疲れたり無理をすると首が動かなくなるし、肩が異常にこるようになってしまったのですが。
とくに編み物なんてやっていると、日々肩こりとの戦いです。
私の場合、筋肉疲労というより、一部分を使いすぎることによる体全体の筋肉バランスが崩れることが原因のよう。

これは、編み物を長く続けるためには、うまく付き合っていく方法を考えないと、ということで、日ごろからいろいろ試しているのです。
(ワインは、腸を悪くしてから一切やめちゃった。)

対策①  しもざと整骨院に行く。
       リンクこちら。⇒ http://www.shimozato-s.com/

対策②  ストレッチポールで歪みを戻す。
       リンクこちら。⇒ http://stretchpole.com/

対策③  半身浴をする、足湯をする、シルクの靴下、など、冷えとり対策。
       冷え取り健康法については、
       こちら⇒ http://naturalsocks.iooo.jp/ 


対策④  青竹踏みなど、足裏のツボ押し。

そして、これに最近加わったのが!ラジオ体操!!
そうです。上の怪しい絵は、ラジオ体操の図解なのだ。
整体でも、たとえばジムに通うような運動をするよりも、あなたに必要なのはラジオ体操、と言われていたのですが、もう全然覚えてないから不可能…と放っておいたのです。
(何人かに動きを覚えているかを聞いたところ、不思議なことに、頭で忘れていても、あの音楽が流れると、自然と体が動けてしまえるらしい。幼児期の擦り込みというのは素晴らしい!)

で、先日ふと調べてみたところ、NHKのホームページで、素晴らしく丁寧な図解がアップされているのですよ。
さすがNHK。

こちら ⇒ http://pid.nhk.or.jp/event/taisou/img/radiotaisou1_2.pdf#search='ラジオ体操 図解'

あとは、ラジオ放送を録音して、音源をゲットするのみ…。
いつものことながら、この一人健康ブームはとうぶん続くのです。飽きるまで。

あ、でも実際、この肩甲骨まわりの筋肉をほぐす動きは、とても肩こりに効きます。
ヘタなマッサージなんて行くのなら、お風呂入ってラジオ体操の方が、よっぽど効くねー。

2010年12月7日火曜日

哀しみを


どのような真理をもってしても、愛するものを亡くした哀しみを癒やすことはできないのだ。
どのような真理も、どのような誠実さも、どのような強さも、どのような優しさも、その哀しみを癒やすことはできないのだ。
我々はその哀しみを哀しみ抜いて、そこから何かを学びとることしかできないし、そしてその学びとった何かも、次にやってくる予期せぬ哀しみに対しては何の役にも立たないのだ。


ノルウェイの森を、読み返してみた。
いちども通して読み返してないと思ってたけど、ここのとこ読んで、あ、3かいめ、と思った。

哀しみを、哀しみ抜くこと。

2010年12月5日日曜日

ボタンを買いに



アラン模様のセーターもそろそろ佳境に差し掛かり、でも残る片袖がなかなか進まず、とりあえずボタンを買いに行こう!と、神戸はトアウエストにあるパーツ屋さん「Rollo」に行ってきました。
サイトは、こちら。通販もやってるみたい。
 ⇒ http://www.tit-rollo.com/Rollo.html

主にヨーロッパのアンティークものなんでしょうか。
お店中ぎっしりのボタンとビーズ。
店頭に並んでるだけでも、何百種類もありそう。
あまり私は自分でアクセサリーを作ったりしないので、ここに来るのはニットに付けるボタンを探すときです。
ものすごーい、迷います。いろいろありすぎて。
できれば何種類もほしいけど、ボタンって、高いんですよね。
いっこ500円くらいするのです。下手したら、ボタンの値段で洋服1着買えちゃいます。
でも、ボタンとかパーツが安ものだと、結果、どれだけいい毛糸とか布で服を作っても、なんだか全体が安物のようになってしまうのです。
だから、ボタン選びはとても大事、と思う。

今回選んだのは、こちら。



左は、銅かなんかよくわからないけど金属素材のハチ。
そして右は、木の素材に、ペンキで色を手塗りしているもの。

ハチは、しましまがニットの後ろ側に似てたから。
水玉は、茶色×黄色×赤の配色が、ニットの配色とぴったりだったから。
最初はちょっとあざとい感じで、コインみたいな金ボタンにしようか、と思っていたのですが、編みあがっていくにつれ、ポップなものに仕上がりそうなので、かわいく仕上げようかな、と思い。

実際に付けてみないと、ほんとに合うかどうか分からないので、どきどきするなあ。


ところで、ちょっと前に撮った写真でのせ忘れてたもの。
コムシノワの、ありがとうケーキ。



ケーキのメッセージって、なんでもお願いできるのですよ。記念日だけでなく!
初めて知ったあ。

2010年12月2日木曜日

読書ともだち



吉野朔美の新刊、3年ぶりに出ました。
「本の雑誌」に隔月で連載されている、読書エッセイ漫画を、まとめたもの。
だいたい3年に1冊ペースで、今回6冊め。
ということは、なんと、1冊めから18年!
私が1冊めの文庫版を買ってからも、すでに10年くらいたってる?

要するに、本にまつわるいろんなお話、です。
とくに、本友達とのやりとりのエピソードが多い。
その本友達というのもけっこう他分野にわたっているので、話題に上る本もかなりのバリエーションになるわけです。
私にとってはこの本が、「読書ともだち」のうちのひとつ、という感じです。
教えてもらった知らない本もたくさんあるし、自分の読んだ本がこんな風に読まれてるのか、とか思うときもあるし、いちいち本好きには「わかるなぁ」ってエピソードがいっぱいでたのしい。
だから本の雑誌でも、こんなに長く連載されてるんでしょう。

知らなかった、といういちばんの分野は、「短歌」。
歌人の穂村さんとお友達で、穂村さんがくれた本、ってことで紹介されていたのが、この本。



絶版なのか、新品は手に入らないんですが。
めっちゃおもしろいです。
短歌といえば「サラダ記念日」くらいしか頭になかった当時、現代の短歌がこんなにも面白くて奥が深くて、読むのが楽しいものなんだ、と知るきっかけになった本です。
それ以来、たまに気が向くと、短歌のコーナーをのぞいたりするようになった。

知らない世界を知る、ってことが、読書の醍醐味ですもんね。

2010年12月1日水曜日

「死なない家」に住みたい。





先日、11月30日(火)の日経新聞朝刊の文化面で、ものすごく気になる記事を発見。
 「死なない家」に住む
というもの。

内容は、荒川修三という現代美術家が近年取り組んでいた、「天命反転」の思想に基づいた体験型の建造物、いわゆる「死なない家」に住み始めた映画監督の山岡信貴が、その4年間を撮り続けたものをドキュメンタリー映画にまとめた、というもの。

「死なない家」とは?って思いますよね。
詳しくは知らないんですが、ウィキペディアでは、「人間の自律的な行動環境に直接影響を与える」ような建物、らしい。
環境や構造が、人間の無意識の部分(神経や筋肉)に働きかけるように作ってあって、それによって、極端な話、「死なない」ような体を作る、ってことなんでしょうか。

もともと、岐阜にテーマパークとして「養老天命反転地」を作り(上の写真はその一部)、その発展形として、養老のような環境で生活を営めるようにと、2005年に、東京都三鷹市に建てた「三鷹天命反転住宅」のこと。

で、すごいのが、住み始めてわずか半年くらいで、ほんとうに、「死なない体」とまではいかなくても、花粉症が治ったり、体重が減ったり、体の内側から根本的に体質が変わるようなことが起きたらしい!!
おもしろい!!!
人間って、体にしろ心にしろ、自分が把握できている部分なんてほんのわずかで、だから、コントロールしているようで、やっぱりいろんな予測不能なことに日常的に晒されている。
それを、体中心に考えるのでなく、家ごと変えてしまう、そのうえ、家がが勝手にこちら側に働きかけてくる、なんて、ものすごい画期的だと思います。
住んでみたいなぁ。

荒川修三は、岡山県奈義市にある奈義町現代美術館にも、作品というか庭園を造っていて、それはずっと前から気になってはいたんですよね。
「死なない家」で、やっとつながった。
こういうリンクがあると、行かねば!と思います。
行かねばっ。でも遠いのだ。というか不便なのだ。