2011年2月28日月曜日


ねむくて泣きそうだわん。

ここ半月ほどだと思うのですが、部屋のどこかで、朝の6時半ぴったりに毎日、10秒ほどの間、何かのアラーム音が鳴るのです。
初めは気のせいと思い、自分の目覚ましが鳴る時間までうつらうつらしていたのですが、何度か続けてその音で目が覚めて以来、気になるせいかどんなに眠くても、6時半にその音で目が覚めてしまう。
たぶん、寝てる間も、かすかにそれを気にしているはずで、熟睡してる気がしない。

鳴り始めたら探すんですけど、どこかに入っているようで、しかも10秒ほどで切れてしまうから特定できない。
しかも、アラーム音が鳴るようなものに、全く心当たりがない。
探してもない。

んーーーーー。困った。。。
頭の中で鳴ってるだけでは、とか言われ始める始末で、いつまで続くんだか、そのうち気にしなくなるんだか、だれかこういうのすぐに見つけられる方法知ってる人、ぜひ教えていただきたい。
よろしくです。はぁ。

2011年2月24日木曜日

春の柄

春のてぬぐいを買いました。
ついこのあいだ、冬のてぬぐいの話をしたばかりのような気がするのに。
でも11月のことでした。 ⇒ http://hakusen-moko.blogspot.com/2010/11/blog-post_25.html

はやいものだ。ほんとに。

今回も、ふたつ。



ひとつめは、アスパラガス。





そして、めだか。


こうやって季節がめぐるたびに、ぴったりの柄を求めて手ぬぐいを買っていると、日本には、季節ごとにそれを象徴するような自然や食べ物や生き物がほんとたくさんあるなぁ、と思います。
だから、俳句の季語みたいなのが生まれるわけですな。

2011年2月22日火曜日

ドイツの糸

またまた、セール中のユニオン毛糸屋さんでステキな糸を発見。


「レギア4プライ ワールドボールカラー」というシリーズの糸。
この秋冬モノで、つまり去年の初めに企画されたものなので、ワールドカップイヤーに合わせて各国をイメージしたという、カラフルな毛糸です。

ドイツの nomotta というメーカーのもの。
基本的に、こういったカラフルな糸が多いみたいで、靴下とか小物とか編むのに向いてるらしい。
これも、100gで420mもあって、普通の倍くらいのボリューム。
1玉で、ちょうど靴下が左右1セット編めちゃう、という。

私が買ったのは、「イングランドカラー」。


どうでしょうね?イングランドっぽい?
赤がすごくニュアンスのある赤で、しかも、白がうすーく桃色がかっているのが、すごくいい。
赤って、ほんと国によって違うと思う。
この赤は、イタリアで作られた糸の赤とは、ぜったいに違う。イタリアは、もっと色みが深い、というか。



ほかにも、こんなにあります。


イングランドは、2段目の、左から3番目。
一番左端の、「イタリアカラー」とだいぶ迷ったのです。
これね、普通に編んでいくだけで、こんなふうに非常におしゃれでかわいいボーダーになるのですよ。

さあ、手が空いたら次はくつした編むかー。
くつしたと言えば、帽子を編むにあたって、参考にする本を買ったのですが。


そのまんま、スウェーデンの人が提案する、帽子と靴下と手袋の本。
どれも形がいたってシンプルで、でも編みこみの模様が絶妙にかわいかったりして、参考にして自分サイズにいろいろアレンジしたい人にはもってこい、な本です。
本のまま編んでも、もちろんめちゃかわいいはず。

こんなんとか。


こんなんとか、いろいろ。 かわいい。


どうしても、服の方を必死で編んでるので、小物が後回しになってきたのですが、毛糸やさんでかわいい糸をちょこちょこ買うようになると、自然、小物が編みたくなってきます。
もう、毛糸の小物って季節じゃなくなってきたけどねー。
いいのだ。次の冬に向けて、ってことで。

2011年2月21日月曜日

襟を付けた


襟を付けました。
こうやってボディに着せると身頃の幅が違いすぎて、脇の部分がたるむからあまりキレイに見えませんが、本人(母)が着るとぴったりです。



襟には、ほぼ1玉分使いました。
たるませて着ますが、伸ばすと顔をすっぽり覆うくらいの長さです。




身ごろは2目の方眼編みなので、ようするに、四角。
襟は、その四角の寸法から割り出して、穴の部分が四角と同じ大きさになるように、ネット編み。
これはようするに、ひし形。
なので、四角のバリエーションを並べるわけです。
模様がきれいにつながるように、襟の拾い目は細編みせずに、直接ネット編みから始めます。

単純な模様の組み合わせで、案外複雑そうな見かけのものができちゃいます。
違和感なくつながるように、模様の大きさの計算は必要ですが、ね。





ところで、もう一つの方の進み具合は、というと。。。


こんな感じで、原寸大の設計図を書きます。(そごうの包装紙の裏だったりして)
編みこみたい模様の場所を決めて、ゲージメジャーで段数と目を区切って行きます。
で、模様を編む部分の目をバツで潰していく。
キレイな模様が出るかどうかは、この設計図にかかっているわけです。


そして、いまのところこんな感じ。


あ、身ごろはメリヤスですが、模様なガーターです。

アラン模様も、次第に模様が出来上がっていく過程が楽しいけど、編みこみは、全然別の模様が浮かびあがってくる感じがまた楽しい!


話はかわって、今週から一気に暖かくなる模様。
週末も、うすぼんやりと暖かい空気とひんやりとした空気の同居する、この季節らしい気候でしたが、そんな季節にぴったりの音楽を。


パキスタン系のイギリス人歌手、Rumer。
30歳過ぎてからのデビューと遅咲きですが、今、イギリスでは大絶賛。
業界内での評価も相当高いみたいですが、あの、バート・バカラックがとても評価しているそう。

声質が、不思議なんですよね。
すごく特徴的、とかでは全然ないのですが、明らかに他の人と違う。
違うけど、昔からずっと知ってるような、懐かしい感じがする。
あと、歌がきれい。圧倒的に。
これは、カレン・カーペンター以来ってくらいの、歌詞の発音のきれいさ、にもあると思いますが。

とにかく一度聴いてみてくださいな。
いちばん好きな曲。


2011年2月19日土曜日

早咲き

今年は寒すぎて、神戸の椿の開花は、前年より20日ほど遅いとニュースで言ってましたが、梅もそうなんでしょうか。
いつもなら、もう2月の初めには梅を見に行っていたように思うのですが。


とか思ってたら、すごく近所(会社の)に満開の梅を発見。


向かいに白い梅の木もありましたが、そちらのつぼみはまだ固かった。
赤い方は、早咲きの品種なんでしょうか。


奥にお社のようなものが見えますが、この梅が咲いているのは、「三宮神社」という、旧居留地ど真ん中にある、ちいさな、でもけっこうな由緒があるらしい神社の境内。
いまの建物自体は、阪神大震災後に復興されたもののようです。

大丸の真前。
繁華街すぎて、気にしてないと通り過ぎそうな場所です。
元町周辺は桜の木がぜんぜんなくて、春に関しては、なんとも季節感のないところだなぁ、と常々思っていたのですが、こんな意外に近いところで早春を感じることができて、しあわせな気分になったのでした。
桜とちがって、梅は香りがするからね。これもいいね。




ところで、レディオヘッドの新譜が、今週末に突然リリースされますね。


しかも当分デジタル配信のみ。(現在、予約受付中)
日本盤は3月23日にリリースらしいですが。
どうしたもんか。あいだ1ケ月もあるし。
早く聴きたいけど、でもデジタルっていうのもなー、と思うのは、やっぱり旧世代なんだろうか。。。。
どっちにしろ、めちゃ楽しみ!!!!

2011年2月18日金曜日

阪急電車、について


「阪急電車」を読みました。
会社の人が貸してくれたので。
そうでもないと、古本屋で10円で売ってても買わないね。

で、感想ですが。
どうして最近、こういう漫画みたいな小説が多いんだろう。ふしぎだ。
頭には、異様にすんなり入ってくるんですよね。
でもそれは、うまい小説を読んで、まるで自分がその物語を体験しているかのように感じる、というのとは、また違う。
どちらかというと、映像というか、場面の状況が目に浮かびすぎる、という感じかなぁ。
私の個人的な感じ方で言えば、なんとなく、コマ割りで描かれたそれらを、俯瞰して見てる自分がいる、みたいな感じ。
分かりやすすぎるんでしょうな。
自分の頭で想像を働かせる余地が、全くないくらいに。
考えずに読めるものを、みんな求めているのだろうか。


それでも、若かりし頃をこの沿線ですごした身としては、多少、きゅんとくる部分も無きにしも非ずでした。
逆に言うと、舞台となる阪急今津線に縁もゆかりもない人が読んで、はたして同じように感じるのだろうか、とも思ったけど。

唯一、小林駅がとてもいい駅で、小林の街がとてもいい街に描かれていて、うれしかった。
傷ついた人が、心底ほっとするような。
それが、たぶん、きゅんときた理由だと思う。
思い出が、ありすぎる駅なので。

2011年2月17日木曜日

天然ジャム

神戸の元町商店街では、月に1回水曜日に、「元町1番街水曜市」という地産地消をテーマにしたイベントが行われています。
今月も、16日の水曜日に行われていたのですが、さむいけどけっこうな人出でした。
写真は、もう店じまい前なので、あんまりですが。





あまりゆっくり見る機会もないし、お米とか野菜とかなら自分の家でも作っているので、あえて買って帰るほどではないなぁ、と、今までほぼ素通りだったのですが。
今回は目的があったのだ。

去年の年末に、作品展について書いたときに(コチラ http://hakusen-moko.blogspot.com/2010/12/blog-post_20.html)会場のカフェで扱っていたスプレッドのお店を覚えてますか?
神戸市北区にある、ベジメリーhttp://www.vegemerry.jp/)というお店。

そのお店が、この水曜市に出店してるんですねー。
前からずっと出してるはずで、目にも留めてはいたと思うんですが、それがベジメリーとは全然分かっていなかったのです。先月まで。
先月は時間がなくて買えなかったので、今月こそは、と待ち構えていたのだ。

いろいろ、味見させてもらいました。
すべて、国産の有機栽培された材料を使い、お砂糖もてんさい糖。それにレモン果汁を加えただけの、まさに天然モノ。
売れ筋は「黒コショウいちご」で、リピーターも多いそうです。


なんとも初めて食べる味で、でもコクがあって、コショウといちごって合うんですよ。
チーズにつけたりして、ワインと食べるのがお勧めだそう。
ほんと合いそう。

でも今回私がほしかったのは、マーマレード。
ちょっと苦いココア生地にマーマレードを混ぜて、クッキーを作りたいのです。
ところが、オレンジって、国内でほとんど栽培されてないんですね。
材料を国産にこだわっているので、結果的にマーマレードは作ってないそうです。
そのかわり、レモンのジャムを買いました!いちばん近いかな、と。
チョコレモンってのも売られていて、それがおいしかったから大丈夫かな、と思ったのです。


程よくすっぱくて、ほんのり甘くて、ちゃんとレモンの味がして、特に皮の部分がおいしい!!
ココアのクッキーに入れると、かなり大人味になりそう。

添加物を一切使用していないので、開封後は10日で食べてしまわないといけないんですが、まぁ、それが普通に考えると自然ですよね。
半年ももつって、ちょっとおかしいもんね。


どれもおいしかったので、いちどお試しあれ。
北区のお店にはなかなか行けない人も、元町商店街なら行けそうですもんね。
大丸側から、入ってすぐのいちばん手前に出ています。


元町1番街水曜市についてはコチラ ⇒ http://www.motomachi-1.com/wed_market.php

2011年2月16日水曜日

安心おやつ進化形

あいかわらず、菜種油のお菓子をヒマができれば作り続けているのですが。


オーガニックのココナッツを買ったので、それを使ったクッキーを数種類作ってみました。
上は、ココナッツとバナナのクッキー。
これ、ちょっと驚くくらいおいしかったのだ。
ココナッツを、小麦粉と同じくらいいっぱい入れます。なので、シャキシャキふわふわの食感で、バナナの甘さととても合う。
本を持ってるけどまだ作ってないアナタ!作らねばっ!!


そしてさらに進化。
マフィンを作りました。


きいろい方は、玉ねぎのマフィン。ちゃいろい方は、ピーナツバターのマフィン。
玉ねぎは、意外においしいです。というか、本気でおいしい。


クッキーと同じシリーズで、ケーキとマフィンの本が出たのです。


ケーキとマフィンも、やっぱりすぐにできちゃいます。

でも個人的にはですね、クッキーの方がいいです。
というのも、基本的に卵や牛乳、生クリームなどを使わずに作るお菓子なので(ケーキはさすがに卵を使いますが)、小麦粉に卵などをしっかり泡立てて混ぜることで、弾力のある、しっかり膨らむ生地を作るというふうにはいかないのです。
そのかわりに、たとえばマフィンでは、けっこうな量のベーキングパウダーを使います。
もちろんアルミフリーのものを使いますが、ちょっと、抵抗がある。
ここまでいろいろこだわってるのになぁ、と、残念になる、というか。

その点、クッキーは膨らませる必要がないので、ベーキングパウダーは全く使いません。
なので、どちらかというとクッキーのほうがいい、という感想。
参考になるかな。

食べたい時に、すぐに作れるのが、このレシピのとてもとても良いところです。
あ、そろそろおやつの時間…と、3時前にふと思い立って、3時ぴったりにはおいしいクッキーと紅茶でお茶ができちゃう。
でもそろそろ手の込んだものを作りたい気分になってきたかなー。

2011年2月15日火曜日

救えない人々、の話



週末、「冷たい熱帯魚」みてきました。
園子温監督、最新作。吹越満主演。

えげつなかった…。 
かなり最初の方で文字通り胸悪くなって、最後までもつかなぁ、と思いながら結局最後まで見たのですが。
次の日まるごと、なんかの拍子にシーンが頭に浮かぶくらい、強烈でした。
2日ほど経つと、かえってあそこまでのグロさは爽快で可笑しみすら覚えるのですがね、ばかばかしい、というか。


「愛や希望といった甘っちょろい言葉では救えない人もいる」
って考え方で作ったらしい。
たしかに。
そう思うと、最後に吹越満演じる社本が、「人生ってのは痛いもんなんだよ!」って娘に向かって叫ぶシーンがあるのですが、どうもそれがまるっきりの空っぽで空回りに感じたのも納得できる。
人生、なんて言ってんじゃねえよ、ばあか。
最後に言えるのそれだけか、テメエの人生は。
てな感じ。(言葉が汚くてごめんなさいよ。でも全編そんな感じなのだよ)

こういうのを、極北というのかしら。
私の好みとしては、愛だ恋だ、死だ、とか一切言わなくても、その辺全部表現できるような映画もあるし、その方がより沁みる、と思うのですが、こういう、愛とか希望とか死とか、全部をバカみたい、って笑い飛ばすことで、逆に究極に描けるものが存在する、というのも分かる。
という意味では、この映画をみて、「救いがない」とも思わなかったのでした。私は。

映像的には、たしかにキモチ悪くなりましたが、不快っていうのともまた違うような。
さいきんはやりの純愛モノとか命の大切さ系のほうが、よっぽどある意味不快に感じることもあるし。
こうあるべきでしょ?みたいな、作る側の透けて見える意図、のようなものが、不快、という感情を抱かせるのかも。



それにしても、吹越満はかなりのハマり役でした。
他にできる人いないなぁ。
うまいなぁ。


東京では1月の最終週から公開だったみたいですが、ミニシアター系の全ての回で立ち見が出たそう。
すごい。
生理的に無理って人もいると思うけど、見ごたえありなのでお勧めします。



で、直後あまりにも胸悪くて、プリンとか生クリームとかのゆるい物体を目にしたくなかったので(風呂場のシーンを思い出しそうで)、かねてから行きたかった日本茶カフェに行きました。

  

神戸の、元町のはしっこにある、カフェです。
食べログのリンク貼ってるので、見てみてね。 


お茶の種類はもちろん、和菓子もけっこういっぱい選べる。
いろんなところの和菓子を取り寄せてるみたいです。


私は、季節の上生菓子を。椿。
色は、あまりお上品ではないけれど、味はちょっとおいしかった。

そっけないくらいの内装ですが、自然光がいっぱいで、なんだか落ち着く空間です。
ゆっくりできる。

2011年2月13日日曜日

冬ごもり

連休中は、神戸でもけっこう雪が降りました。
金曜日なんて、我が家の周辺はいちめん銀世界。一時的にですが、驚きの積雪量でした。
すぐに溶けちゃったけどね。
そんな寒い日はもちろん、おこもり編み物です。


ふたつ平行して作っているので、両方とも同時にさくさく進みそう、と思いきや、両方ともなかなかカタチにならないという…。精進あるのみ。

それでもいちおう、お母さんの方は身頃が出来上がりました。


こうして見ると、不思議な柄ですが、単なる2目の方眼編みです。


糸がこういう凝った染め方だと、シンプルな編み目の方がおもしろいものになる。

あとは、アームホールと裾にふち編みをして、襟をつけます。
袖はナシ。

襟は、当初、身頃とのコントラストがおもしろいかなぁ、と、棒針で編もうと思ってたのですが、やっぱりこの糸はカギ針編みの方がキレイに見えるということで、でも同じ方眼編みではおもしろくないので、編み方を変えて、同じくカギ針で編むことにしました。
いちおう、ネット編みの予定。
オフタートルで、かなりゆ~ったりした襟にします。

ここまでできると、あとちょっと!
お花見のころ、セーターを着るほど寒くはないけど、でもウールは着てないと肌寒いような季節に、ちょうど出来上がればよいけど。


で、平行作業のひとつがなんとなく片が付きそうなので、次にとりかかることに。
先日紹介したパピーの糸で、帽子のゲージをとります。



10センチ四方では編み幅が狭いため、段染めの色の切り替えがすぐに出てきてしまってますが、帽子だと50センチ以上になるので、こんなに色がハッキリとはならないはず。
もうちょっと先のほうにある、薄いオレンジからグリーンに変わるあたりが、たのしみ。
かわいい帽子になるぞ、これは。

2011年2月10日木曜日

Sea



CORINNE BAILEY RAEが3月に単独来日!
って、チケットはすでに12月から発売していたのですが。全然知らなかった。。。
これくらいの人になると、知らなかった自分が悪いって程度ですが、さいきんこういう来日情報とか、情報誌がなくなってネットで検索するようになって、わぁ、知らなかったあ!ってこと多くないですか?
自分が常にチェックしてる分野なら、最新の情報もネットから得ることができますが、それ以外の、でも知るとちょっと興味を惹かれるし見てみようかなぁ、というようなものって、気付かないうちにどんどんスルーして行ってるのかもしれない。
便利なような、不便なような世の中だ。
そんなびみょうな不便さをひっくり返してそれ以上をいくようにするのが、ツイッターでありフェイスブックであり、ってことなんでしょうな。
ほりえもんは、ツイッターがあれば新聞はいらん、と言ってたけど、そうかも。



ところで、CORINNE BAILEY RAE。
去年出した2ndアルバム「Sea」がすごくよくて、フジロックで来日した時のライブも、ベストアクトの一つと言われるくらいよかったみたいですが。


この2ndを作っているときに彼女は旦那さんを亡くしていて、そこからようやく立ち直る過程が色濃く反映されているアルバムです。
悲しみは、たしかに、ある。
でもそれより、強さ、というか、静かな気持でいろんな物事を見つめる感じが、伝わる。
歌詞を聴いて、それが日本語のように全部理解できるわけではないけれど、全面的に空気が伝わるというのは、彼女の、歌うちからなのでしょう。

発売当初はもーのすごい聴いたけど、最近、来日となって再び聴いてます。
やっぱりよい。
ルックスも超かわいいしね。見てみたいなぁ。
関西は、Osaka BIG CATで3/7(月)ですよ。

2011年2月8日火曜日

掘り出しモノ発見

ビンテージが、なにより好きです。
どこに行っても、目に付いたらとりあえず手にとってみます。
洋服に比べて靴とかバッグの方が丈夫だから、よい状態で残っているのも多いのでは、と思いそうですが、案外、布よりも皮やビニールの方が湿度や温度の加減で保管がうまくできていないものが多く、状態をよーく見て値段と天秤で考えてみると、あえて買うほどではないかー、ってのがだいたいです。
勢いで買っても、すぐダメになったり。
まぁ、ブランドとして、残ってるだけで価値のあるようなものは、別ですが。
日常に使えなくてもいいからほしい!みたいな。
でもそうなると、今度はべらぼうに高価になりますしね。あまりリアルでないです。

で、今回なにの話かと言いますと、OLD COACHのバッグの話です。
掘り出し物を発見したのだっ!!


なぜわざわざ「OLD」と区別しているのかというと、コーチが、1962年にボニー・カシンというデザイナーを迎えて売り出したものを、ほかの時代のコーチのバッグと区別してこう言うのです。
当時、映画「王様と私」で衣装デザインを担当して一世を風靡していたボニー・カシンは、次々と斬新なデザインのバッグを作りだし、コーチを、バッグのブランドとして不動のものにします。


当時の広告。


いまのコーチとぜんぜん違うねー。




今では普通にいろんなところに使われている、この、クリップ式の金具を発案したのも、ボニー・カシンだそう。



当時のコーチは、もちろんすべてmade in NYの手作りで、科学薬品など一切使用しない天然皮革を使っているので、作られたころからすでに50年は経っているのに、びっくりするくらい皮がやわらかでしっとりしてる。そして、縫い目がしっかりしてる。
色もきれい。



この、まるみがもう、なんとも。。かわいい。。。

今は、復刻版としてクラシックコレクションを発売していますが、中国製ですしね。
このミニボストンの型は、出してるのかなあ?見ないな。

そもそもコーチは、90年代ころまでは品質重視すぎて、いかにも機能的なアメリカ製ってかんじでダサかったし、最近はキャンパス製の、いっぱいシグネチャーがごたごた書いてある、これまたダサい安物まがいで、まったくほしいと思ったことなかったのですが、OLD COACHは別モノです。ステキすぎる。
しかも、もともとがそんな高価なものでないので、ビンテージとして売られても、ものすごいお得感のある値段設定。
いろいろ見てきたけど、この品質でこの価格はないなぁ。
余計に今のコーチなんて買う気がしなくなるなぁ。

ということで、OLD COACH、見かけたら買い!ですヨ!!
ちなみに、私は神戸のビンテージアクセサリーのお店で買いました。
コスチュームジュエリーが、びっくりするくらい揃っているお店です。状態も、とてもよい。
この春はレースの洋服が流行りますしね、ちょっとレトロなコスチュームジュエリーでおしゃれしてもいいのでは。

お店情報はコチラから
  

Vintage Costume Jewelry JeJe http://www.jeje-web.com/index.htm) 

写真もキレイなので、見てるだけでもたのしいよ。 

2011年2月7日月曜日

すぐ帰る

あったかい週末でしたねー。
10℃ちょっとくらいしかないのに、それでもほんわりあったかく感じる。
早く、このまま春になってほしいものです。

週末は、もういっかい行く宣言をしていた「ルーシー・リー展」に行きました。
って、ホント行っただけ。入口で帰ってきたのだ。
なんたって、すーごい人!人!!入場券を買うだけに行列。
前回はかなりゆったりと見ることができたので、ずっとこんな感じかと思ってましたが、そうでもなかったらしい。
13日までです。
行こうと思って先延ばしにしているアナタ。最終の週末なんてえらいことになりますよ~。
平日に行かないと、とーおくからしか見れませんよっ。




ってことで、よほどでない限りは並んでまで何かをしたいととは思わない性質なので、結局、図録だけ買って帰ってきちゃったあ。
この図録、かなりステキです。
写真集のようでもあり、本のようでもある。
表紙もすごくしっかりした作りだし、なんと図録にはめずらしく、あの、読んでる途中のページに挟むヒモまで付いているのです。
大きさもいいかんじ。


いちばん好きだったのが、こちら。
「ピンク線文鉢」
なんともやわらかな、色とかたち。
70年ころの作品なので、中期になるのかな。



そして、「白釉鉢」と「茶釉鉢」



これは、どちらも60年初頭のもの。
実物は、かなりおおきな鉢です。
繊細で、でもおちついてて、あったかい。

どれも自然のままの色ではないけれど、でも、土の色よりもさらに自然に感じる。



ルーシー・リーの色に影響を受けたわけでもないですが、この春のネイルふたつ。
絶妙なニュアンスカラー。



相変わらず、アディクションとシャネルです。
どちらもここ数シーズン突出しておしゃれ。

2011年2月4日金曜日

パピーの毛糸

そろそろ梅が咲くかもなぁ、って思えるような気候ですね。
ほっとします。
会社のある神戸の中華街、南京町は、ただいま春節祭の真っただ中で、平日にも関わらずもーのすごい人。
うっかりイベント中心部の広場側から出て駅に向かおうとしたら、身動きとれなくて困りました。
でもまあ、にぎやかなことはよいことだ。

ところで、毛糸を買いました。
セールでね、お安くなっていたので。



パピーというメーカーの、「ヴィツェンツァ」という糸。


きれーでしょう?
モヘヤループ段染め・ウールロング段染め・シルクウールロング変則段染めの3種類の糸が混ざってて、普通にメリヤスで編んでるだけで、何種類も糸をつなげて編んでるようなかんじになります。
もけもけしてるループ部分は、編むともっとボリュームがでて、おもしろい。


相変わらず、糸見本で見るとまあったく魅力的ではないのですが。
302番です。
この糸、パピーの中でもかなり人気らしいです。かわいいもんねえ。

とりあえず、今同時進行で2つも抱えてますんで、セーター分の玉数を購入するのは断念。
2つ買って、帽子でもつくろうかな、と。

この糸を買ったのは、三宮にある「ユニオン」という、老舗の毛糸やさんです。
神戸は、JRの高架下に三ノ宮駅から神戸駅手前までずーっとお店やさんが並んでいて、靴屋さんが多いのかな?アクセサリーとか食べ物やさんもいろいろあるのですが、いちばん三宮側のエリアが、布や毛糸を扱う繊維街になっているのです。
毛糸やさんもいっぱいあるし、ボタンの専門店とかもある。
昔はもっと賑わってたみたいですが。いまでも、なんとなくユザワヤで買うなら、こっちで買いたい気分があります。
毛糸に関しては、ユザワヤはねぇ、ちょっと。なにより、扱い方に愛がないのが、いや。
普段は、先生を通して、問屋の卸売価格で買えるので、店舗で毛糸を買うことはあまりないのですが、やっぱり、実物を手にとって買えるのが、店舗のよいところです。
久しぶりにトキメキましたあ。
ユニオンは、通販もしてます。
イギリスのステキな糸メーカー「ローワン」の糸もいっぱい揃ってるよ。 ちょっと高いけどね。


こちらから。
http://www.union-wool.com/

2011年2月3日木曜日

からだにいいお菓子


そういえば、熱をだす直前に、菜種油を使ったクッキーを作ったのでした。
これは、きな粉と豆乳のクッキー。
小麦粉の分量より、きな粉の方が多いおどろきのレシピ。

なかしましほさんのクッキーレシピは、とにかくシンプル。
材料の粉類をボウルに放り込んで手でぐるぐる混ぜ合わせて、菜種油や水など液体の材料を入れてから、なめらかになるまでまとめる。
あとは焼くだけ。
焼く時間は、低温でじっくり火を通すため若干長めの30分くらいなのですが、それでも、準備も含めてそれプラス10分くらいでできちゃう。
ボウルひとつあれば全部できちゃう。洗い物も超かんたん。
ちょっと、目からウロコです。


これは、チョコレートとピーナツバターのクッキー。
あと2種類くらいつくりました。
どれも、バターやクリームたっぷりのお菓子に引けを取らないおいしさ。

材料も工程もシンプルなだけに、粉や菜種油は国産の安全でおいしいものを使うし、砂糖やチョコレート、ピーナツバター、メープルシロップなども、余分なものが添加されていないものを使います。
乳化剤や砂糖が入ってないピーナツバターが、あんなにおいしいとは、発見。
結局、普段のお菓子作りより割高になるような気もするのですが、ちゃんと、そのものの味がして、安心して食べられるのが、何よりだと思う。
おすすめです。

おすすめといえば。


「トリビュート・トゥ・ジョニ・ミッチェル 」
これも熱だす直前にアマゾンで買ったCD。ジョニ・ミッチェルすきです。
熱で夜なか中寝れなかったりしたので、これと、ラジオ深夜便がお供でした。
(ちなみに、ラジオ深夜便もかなりすき。古い歌謡曲とかね、かかるし。いろんな人のインタビューとか。寝れなくて、人の声が聞きたいときとか、よく聴きます。おちつく。一人暮らしの高齢者のようですな。)

スフィアン・スティーブンスからビョーク!プリンスにカサンドラ・ウィルソンにカエターノ・ベローゾ!!
コステロにジェイムス・テイラー!!!
あらゆるジャンルのすごいラインナップで作られた、ジョニ・ミッチェルのカバー集です。
どの曲もよい。
曲そのものが、もちろんよいし、アレンジもよい。
珠玉は、さいごのジェイムス・テイラーでしょう。
沁みます。

とか書いてると!!!ニュースがっ!
ホワイト・ストライプスが解散っ~(号泣)
そんな気はしていたが。
もういっかいライブ見たかった…。かなしいなあ。あ~ぁ。