2010年10月31日日曜日

あめ


「ザ・コレクション・ヴィンタートゥール」@兵庫県立美術館
行ってきましたあ。
大雨のなか。

今までまとめて貸し出させることのあまりなかった、スイスの小都市ヴィンタートゥール美術館のコレクションが、日本では初めて大規模に紹介される、というもの。
スイスのお金持ちが集めた、大変センスとバランスのよい展覧会、という印象。

個人的には、エドゥアール・ヴュイヤール、ボナールといった、ドニ派と呼ばれる人たちの作品が多かったのがうれしかった。

そして、ジャコメッティの彫刻。
あの、細い細い人間たち。
吸い込まれそうになります。

センスが良すぎるのかなぁ、何回見てもきっと飽きないような居心地のいい美術展ではあったけど、かといって、これは何回お金払ってでも見たい!と思うような強烈に惹きつけるものがあったかというと、そういうのでもない。
家から歩いて行ける、有機栽培の材料を使った、ランチもデザートもおいしいし、お茶もおいしい、ロケーションもそこそこのカフェ。でも、お酒は置いていないし、夜は早くに閉まっちゃう、みたいな感じ?

写真は、今回ゴッホと並んで呼び物の一つである、アンリ・ルソーの、「赤ん坊のお祝い!」という作品のポストカード。
これがですねぇ、なんと、




金太郎飴!!


こんないっぱい入って、ポストカードとセットで売ってたの。
本物の絵よりも100倍トキメいたわ~。
ミュージアムショップって最近どこもおしゃれにおもしろくなってきたけど、まだまだ無限に可能性が秘められた空間だわ。。
これもね、狙いすぎると鼻に付くけど、金太郎飴くらいハズしてると、逆にトキメく。

2010年10月28日木曜日

ざんねん


本日の、内田樹ブログのお題が「映画『ノルウェイの森』を見ました」というものなんですが、(コチラ⇒http://blog.tatsuru.com/)これがねー、やっぱりというか、それにしてもというか、えぇそんなあ、というか。

村上春樹についてかなり深みのある分析本を書いている内田センセイが、一言「すばらしかった」と言えば、きっと村上春樹ファンは、多少の懐疑もありつつ、とりあえず映画館に行ってみよう!後は見てからだ!と思えそうですが、あそこまで正確に、違和感について述べられてしまった日には、もう怖くて(がっかりしすぎるのが、ね)映画館になんて絶対見に行けないわ。

普通に小説を読んでいたら順番に頭に入っていくキャラクターの背景やエピソードを、映像ではひとコマで見せることができる。
でもそのひとコマの説得力の後ろには、やっぱり削る部分と残す部分の説得力がないとダメなわけで、これに失敗してるとなると、もう読者にとっては別の映画と思うしか評価のしようがないわけで。
あとは、雰囲気を感じる、とか。
でも、「そういう時代の空気」をうまく伝えている、と言われても、70年代に青春だった人にしか分からないわけで。
ああ、ざんねん。

写真は、全然関係ありませんが。
寒くなってきたからねー。あったかくなってね。

2010年10月26日火曜日

目の保養


急に寒くなりましたねえ。神戸も北風がひんやりで、空も冬色で、夏の名残りはもうどこにもなくなってしまいました。北海道は雪が降っているみたい。
冬になると、やっぱりこういう格好がしたくなるね。
今季の、ジュンヤ・ワタナベ。
永遠にミリタリー柄は好きです。中でも、今季のジュンヤとドリスは秀逸。
先日、奄美大島の台風被害のニュース映像で、自衛隊が迷彩柄のカッパを着ているのを見て、不謹慎にも本気で、ほしい…と思ってしまった。
だって迷彩のカッパなんてあんまり売ってないし。


ところで、私のブログは検索にもひっかからないし、知り合いにもあまり宣伝していないので、ごく限られた知人しか読んでいないだろうと、思っていたのですが、先日久しぶりにそれら知人と会った時、全くブログを読んでいなさそうな反応。(小腸悪くしていたことを、全然知らなかった)
じゃあ、少ないながらも全然知り合いでない人たちが読んでくれているのねぇ、と、ちょっと不思議な、そしてありがたい気分になったのでした。ありがとう。


ということで、それらの奇特な読者に感謝をこめて、目の保養!!


じゃあん!採れたてマツタケ!!
お次は上からショット。


そして、もちろん、マツタケごはんと、マツタケのお吸い物で。定番サンマ定食。
お米もとれたて有機米。


今年は全国的に豊作とニュースでよく言われてますが、うちのマツタケ山は松が枯れてしまっていて今年は全然生えていない、と、3日ほどまえマツタケパトロールに向かったおとうちゃんが貧弱な死にかけマツタケ数本だけ持って帰ってきて言っていた、その矢先の、この豊作。
やっぱり急に朝晩寒くなったせいでしょうか。
どろぼうさんにも盗まれることもなく、ああ、よかった。
ちなみにうちのマツタケ山は、かなりの崖っぷちで、のんきなキノコ狩りではないのだよ。
マムシもいるよ。

2010年10月25日月曜日

待ちに待った



アントニー・アンド・ザ・ジョンソンズ 「Swanlights」
待ちに待った新作。
ついに聴きましたあ!
すごいぞ、これは。

私は渋谷陽一が好きなのですが(40代以上のおっさんにそれを言うと、「時代遅れな」って感じで驚かれることがほとんど。めちゃめちゃ現役やん。)、渋谷さんがする「ポップミュージックとは」って話が、とても好き。
今回のアントニーの音楽についても、宮崎駿のインタビューを引用して話ていたのですが、いわく、「表現というものは、入口は絶対に低くなければいけない。でも、低い入口から入って、たとえば映画なら、2時間それを観て、そこから出たときに、今までの自分より、高い所に行けたという感覚にさせないといけない」と。
「入口は低く、出口は高く」が、表現のあり方として、とても正しい、と。

普通は、出口は高くても、入口までも高いのが圧倒的に多い。
(入口も出口も低い、というのがまた、多い)
分かる人にだけ分かってもらえたらいい、というスタンスじゃあ、結局、表現する側の幅も狭めてしまっていることになるのかも。

今作は、今までと比べると圧倒的に入口は低くなり、そして、さらに出口は高くなった感じ。

声と、音と、芸術性、表現力、アートワーク、すべてそろって素晴らしい人が、さらに素晴らしいものを作ってくれたことに、感謝。
ビョークと歌った曲なんて、もう、別世界です。

2010年10月22日金曜日

ジュライ



先日、「しあわせの原点」という題のときに書いた、ミランダ・ジュライの本を買いました。
「いちばんここに似合う人」
装丁もいいね。目を引く。でもセンスがいい。

なんか気になるなー、と、あれ以来ずっと思ってたのですが、たぶん、名前が好きなんだ。
「ジュライ」。いいなあ。
7月のジュライは、7月生まれのユリウス・カエサルの、ユリウスからなんです。(と、塩野七生が書いていたような)
以前は、7月に男の子を産んだら、カエサルにちなんだ名前を付けたい、と思っていたほど。(どう、ちなんでみるかが難しい)
今は、犬でも飼ったら、ジュライとでもつけようか、と。


そして、なんか不思議な、グレートギャッツビーの時代のような作者の風貌。
もともと、役者さんだったみたい。そして、映画も作る(なんと、カンヌでカメラドールもとっている)。

かなり、わくわくして読み始めたのですが、わくわくします!好きだ!(言い切れる!)
ものすごい変な話ばっかり。
水が全くない場所に住んでる老人3人に、洗面器だけで水泳を教える話とか、イギリスのウィリアム王子と妄想で恋愛をしようとする中年女とか。

私はあまりショートショート的な短編は好みではないのですが、そういう、いわゆる分かりやすくオチがつくような簡単な話じゃないし、たとえばエイミー・ベンダーみたいに、あまりに別の世界に行ってしまって想像力が追いつかない、みたいなのでも、ない。
絶妙にひねりが効いてて、おもしろくって、さみしい感じがして、それこそ、上質のオムニバス映画を観ているような感じ。
やっぱり、舞台に立ったり、映画を作る人の発想なんだろうか。

いろんな分野にまたがった人の作るものというのは、今まで見たことがないようなもので、新鮮で、脳ミソが熱くなるような、うれしい気持ちになります。

2010年10月20日水曜日

はいいろ


天気が悪いせいか、もう季節のせいか、5時前にこんなはいいろで、さみしい。

冬の糸、到着

先日、内見会で購入した、秋冬新作糸2種が届きました。

まずは、こちら。


ハマナカ リッチモア、「ソフ スマート」の、7番。
拡大すると、こんな感じ。



ところどころにフェルト状の糸が撚り込まれていて、10号くらいの針で編むと、けっこうボリューム感のある編み地になります。
展示会では、子供用の、ほんとシンプルなクルーネックのセーターが見本で編まれていたけれど、それがもう、フランスとかの子供服ブランドが作ったような絶妙のかわいさで、そのイメージで、コンパクトなサイズで6分袖くらいのセーターを編むつもりで買ったもの。

メーカーのホームページで編み地見本が載ってたので、見てみましょ。


右上の、7番です。
これだとあんまり良く分からないけど、やっぱり7番がいちばんカワイイ。くまさん、みたいで。


そして、もうひとつがこれ。


ベルクリヤーン、「トラディティオ」の、1408番。


これはねー、ウールに、シルクとモヘア混なので、ちょっといい糸なんですよ。
そして、手触りもすごくいい。
シルクが入ってるから、発色もすごくいい。
ソフスマートも、このトラディティオも、イタリア製。

普通にメリヤス編みすると、こんな感じ。
真ん中の、New!って書いてる1408番。


こう見ると、よくある多色染めの糸、って感じですが、これが、かぎ針で方眼編みにすると驚くべきすごいステキな配色になるのです。
また、ゲージとったらお見せします。いいよー。

ちなみに、こういう多色染めの糸も、糸見本だとこんな風なので。。。


そりゃ見本じゃ分からんやろう、ってね。思うでしょ?

まぁ、次のを編むのもちょっと先になるので、想像だけたっぷり働かせて楽しむ予定。
ああしあわせ。

2010年10月18日月曜日

心酔アイテム(文具編)



いろいろと試しに編んでみながら、やっぱり後ろ身頃はシマシマにしよう、と。
かのこ編みです。こんなかんじ。
ボーダーの幅は、あえて野暮ったくなるように、太めで。
全部で180段くらい編まないといけないんですが、かのこ編みは普通のメリヤスの倍編んでやっと同じ高さが出るので、編んでも編んでも進まない…。
しんどいぞ、これは。

ところで、何度か言いましたが、編む前には製図を引きます。編んでる途中でも、変更などがあれば、それに訂正を加えていきます。
なので、細かい升目に書き込めるシャーペンと、ピンポイントで消せる消しゴム、何度も書き直せる色のマーカーは必須。

最近の文房具は、すごいですよー。コクヨの就職希望者が多いというのも、とても分かる。
うわー、こんなん欲しかった!っていう、細かいこだわり満載の文具がいっぱいあります。

なかでも、心酔アイテムをご紹介。


直径1.5ミリほどしかない、シャーペンタイプのモノ消し!
これは、いい。
こういうシャーペンタイプは、ものによっては黒く跡が残って消えにくいのが多いけど、これは普通の消しゴム同様スッキリ消えるのだ。
かなり愛してます。
そして、これ。


こすると消える蛍光ペン。
おしりのシリコン部分でこすると、きれーに全部消えてしまうのです。
紙が、こすれて汚くなることもナシ。素晴らしい。

文具好きの方は、ぜひ。

2010年10月16日土曜日

日本語の歌



秦基博の、新しいアルバムを買いました。
日本人のCDを買うのなんて、1年半ぶりくらい?だって、高いから。
デビューアルバムがなんだかすごい好きで、かなり聴いていたけれど、それ以降は、新曲とかラジオで流れてくるのを聴き流すくらいで、あまり気にとめてはいなかったのですが。

今度のは、日本人が、日本人らしく、日本語で歌をうたうカタチとして、とても正しい、というか、清々しいというか、ほんと、好きです。

先日くるりの佐藤くん(歳が同じで、メジャーデビューの年に私も就職したので、なんとなく「くん」と呼ぶ。岸田くんも。)が、最近聴いてる曲、という話をしていたときに、「日本語で歌ってる歌がききたい」と、「車乗ってるときも、竹内まりあとか聴いてる」と言っていて、ああ、分かるなぁ、と。
すんなり、何言ってるか分かる歌が無性に聴きたくなる時がある。

あと、大貫妙子が、「最近の日本人の歌手は、言葉をはっきり歌わない。それがかっこいいと思ってる感じがあるけど、海外では、どんなジャンルの音楽であっても、言葉がはっきり聞こえない歌は売れない」と言っていて、そういう意味でも、この、秦基博という人は、とても、正しい。

とくに複雑なアレンジがあるわけでもなく、歌詞が個性的であるわけでもなく、変わったことがしたいわけでもなく、でも、声がよくて(声はホントに、いい。)、どの曲もメロディーがとてもよくて、気分がよくすんなり聴けて、いやな部分が全然なくて、ああ、こういう音楽って、日本にしかないよなぁ、と思える。
(福山とかはね、あまりにも単純すぎてダメ。センスの問題だ。)

いいです。
秋は、これだね。

2010年10月15日金曜日

ステキおやつシリーズ(何回め?)

ひさしぶりの、ステキおやつシリーズ。
ご存知、フロレスタ(素材とかにこだわった、奈良発のかわいいドーナツ屋さんね)で発見!!!


袋からは、ちょっとそれらしきモノが…。
その正体はっ!?


 

じゃあん!ぱんだ!!
なんてブスぱんだ。
でも店頭にこのパンダたちが積み重ねてある様子は激カワイイかったのだ。
店の横を通り過ぎただけなのに目が離せなくなり、再び引き返して、1個でいいのに思わず2個も買ってしまうくらい。
ドンクのパンと違って、体によくないものは入ってない、ということで、まあいいか。
おいしかった。

あんまりよく見てなかったのですが、どうもこのパンダは、子供たちに、どんなドーナツが食べたいかって絵を描いてもらった中から選ばれたものなようで。
私ならどんなにするかなあ。真ん中に穴があるからけっこう難しいな。そう考えると、パンダって、なかなかのものよな。


おまけ。今現在のナンバーワンお気に入り。


定期入れと、それに付けたチェコのお人形キーホルダーのセット。
栄町のアインショップ(http://www.einshop.jp/)で購入。ああ、かわいい。。

2010年10月14日木曜日

気になる



どうでもいいんですけどね、このコ。水原希子。
めーっちゃカワイイ。気になってしょうがない。
これはユニクロの、今店頭にもでっかく出てる広告。
「ノルウェイの森」の、緑役に抜擢されて女優デビュー、ってことではじめて知ったのですが。
モデルさんなのね。
演技はどんなもんかわかりませんが、ちょっと、この子のやる緑見たさに、映画を見てみたいとすら、さいきん思う。

それにしても、ユニクロって、早いよねえ。タオとかも、売れてすぐでっかく使ってたし。

ハッピーについて





おはようございます。
14日がついに来ました。また、ひとつ歳をとることになります。
って、つまり、今日はわたしの誕生日。
腸が弱っているので、ケーキもステーキも(普段から食べないけど)いらないので、代わりに、奈良から吉野葛のおいしーのをたっぷり取り寄せることにしたのだ。
うれしいなあ。

そして写真は、最新2011年春夏コレから、大好きなルックを。
上は、クレメンツ・リベイロ。そして、下はアーデム。
春になると(って、また半年ほど季節はずれてますが)花柄が着たくなるものですが、冬の寒い日に、毛皮のコートの下にこんな花柄の洋服を着てみたりすると、かなりハッピーでいいと思う。冬こそ、明るい柄、ね。

ハッピーつながりのはなし。
先日、大貫妙子のラジオのゲストが、フリーダイバーの篠宮龍三という人だったのですが、すごい興味深い話をしていて、印象に残った。
この人のことは全然知らなかったのですが、素潜りで水深100メートル以上という、ジャック・マイヨールを超える記録を持っていたり、水中で息なんて、8分くらい止めていられるらしい。すごい。

で、この人が、酸素がない世界(水中)にいるとき、「ああ、これで息をしないですむなあ」と思う、と言っていたのです。
人間がいろんな現象を「良い、悪い、しんどい、つらい」等感じる以前に、そもそも存在するすべてはニュートラルなものであり、それを「感じる」人間が、物事を規定してしまう。
人間の脳はほとんどが使われていない状態で、その範囲でものごとを規定してしまうことで、いろんな不可能は生じるわけで、本来人間は、自分でも知らないような潜在能力を、もっと発見できる生き物であるはず、と。
「息をしないと、苦しい」という思い込みからの解放が、水の中での不可能を、可能にする、と。

まぁ、本来持っている能力という部分もあるとは思いますが、この考えかたは、以前、どっかのお坊さんも言っていて、普通の人が体験できないような部分に身を置いている人というのは、神様のいる世界であれ水の中であれ、何万人もを前にしたミュージシャンであれ、どこか共通してそういった精神性に向かうものなんだなぁ、と、すごく興味深く思ったのでした。

できないと思うことが、できなくする。
無限の可能性、というか。
ハッピーな話ではないですか。
私の、そしてみなさんのこれからに、無限の可能性が広がりますように。

2010年10月13日水曜日

トキメキ


仕事のお供にエビアン。
ってわけではないのです。
ここさいきん、最もトキメいているもの、それがこのエビアン!!
エビアンのおまけ!!!


中身はこちら。
おまけなのに、なんてクオリティ。もう、ほれぼれ。


全6色あるんですけどね、もう制覇しました。
現在ケイタイにはピンクのキティがいらっしゃるの。
エビアンは硬水でお腹いたくなりそうな味が好きではないのですが、キティ欲しさに買い続けております。
かつて、キティのキーホルダーがほしいがために、サンリオのいちご新聞を定期購読しようかとさえ思ったワタシ。(サンリオショップに見に行ったけど置いてなかった…。どこで買えるの?)
ちなみに、ご当地キティとかには、興味がない。
そのへんの違いが分かるかなぁ。

2010年10月12日火曜日

治療的ライブ


3連休は寝っぱなしでしたが、そういえば、高いチケット買ったので這ってでも行くぞ、と、金曜日にコンサートに行ってきたのでした。

ルーファス・ウェインライト@なんばHatch
1階1列1番の、れいのチケットです。
なんと!「1」列ではなく、アルファベット「I」列だったのでしたあ。
助かった。。
ホントにド端っこ(左端)で、視界の8割はスピーカー。舞台は向かって右側にピアノが置かれ、そこにアーティスト本人も固定だったので、背中しか見えない(背中すら見えにくい)という最悪な席だったのですが、開演前勘違いして座ってると、ホントのそこの席に座る人が来て間違いに気づいたのですが、思わず「わあ、よかったあ!」と大喜んでしまって、苦笑いされたのでした(反省)。

で、コンサートですが、1部は登場から退場まで一切の拍手声援なし、というお達しが徹底されていて、ライブハウスというのにまるで、クラシックのコンサートのような、というか、それよりもさらに無音の異様な感じでスタート。
2部でも構成はさほど変わらず、アットホームにはなったものの、本人が一人でピアノを弾き語るというもので、一貫してかなりのシンプルさ。

しかし、これがすーーっごい良かったのだ。
大阪公演の前の、東京で同じものを見た渋谷陽一がブログで、「とても治療的なライブだった。今の彼にはこうした、音楽による治療が必要なのだ、それが痛いほど伝わって来るライブだった。」と書いていたのですが、たしかに、観客を前にして、自分の中に向かってのみ歌ってるような、1部はそんな感じのライブだったように思う。
でも、2部はあったかいやり取りがあったりして、雰囲気もやわらかくて楽しくて、心を開いてるのがすごく伝わってくるようなもので、そういう意味でもやっぱり、見せるためのライブというよりは、ライブをすることで何かを受け取るような、どこか自分のためのような、でもそこに他者を受け入れるひとつの区切りを感じさせるような、まさに治療的なライブでした。
素晴らしかった。
なにより、歌が、素晴らしかった。声だけで、何百人もの観客を魅せることができるのだ。

あと途中、「うわ、なにこのいい曲!?」と思ったら、レナード・コーエンの「ハレルヤ」だった。
感動して泣きそうになったわ。
名曲は、誰が歌っても沁みる。

写真は、ファーストアルバム。もう、だいすき。
ジャケットから歌詞カードから、何から何まで。

2010年10月11日月曜日

3連休唯一



おひさしぶりでっす。
3連休は死んでました。おかげ(?)で、だいぶ正常に戻ってきたようにおもいます。

連休中に唯一していたこと。
みなさん!「SPEC」見ましたかっ!!
ドラマなんですけどね、10年ぶりに、「ケイゾク」スタッフの制作です。
中谷美紀と渡部篤郎コンビが、戸田恵梨香と加瀬亮って。
しかし、加瀬亮いいですね。
髪が短くなるまで、まあったく興味なかったのですが、短くなってまるで別人のようにシャキっとしたような。一気に雰囲気出たきがする。
今まで、モヤシみたい、としか思ってなかったけど。
いい人をやるより、ああいう、感じ悪い人をやった方が向いてると思います。
アウトレイジもよかったらしいし(ひたすら痛そうで見てないけど)。

それにしても、やっぱり堤幸彦本領発揮ってかんじで、かなりいい出来です。
みなさん、見ましょう。見ないと損するよ。

写真は、さいきん多い、いかにも秋、って感じの空。会社のちかく。

2010年10月5日火曜日

途中経過


倒れそうになりながらも編み編みしています。
平日の夜は、さすがにこの1週間しんどくて編めてませんが。
とりあえず、前身ごろは前たて以外編めたのだ。

前たても、裾のゴム編みと一緒のベージュいろツイードで編みます。



あんがいカワイイね。
うしろ身ごろは、赤で全部かのこ編みと思っていたけど、このベージュとしましまにしてもいいかも、です。
前はアラン模様で、後ろはボーダー。どうかなあ。


しましまと並んで好きなみずたま。


みずたま模様のりすキーホルダー。
ばりばりのロリータ系洋服とか作ってる女の子の、手作りらしい。
ロリータも、こういうとこでは使い道あるねー。カワイイねー。
かばんに付けてます。

2010年10月4日月曜日

だいじな小腸

あぁ、まいった…。


上から見るとこんなかんじ。



って、このイキモノのつぶやきではなく、ワタシの話です。
しんどくってしょうがない、と、夏バテと思いこんでいたのですが(涼しくなったら治まると。)、ひどく体調がわるくなって、しっしんができたりしてついに病院に行ったところ、小腸が悪い、と。
小腸?
日常的に腸が弱っているような症状がなかったので、まさかそことは、って感じだったのですが、栄養の吸収とか消化とかって、大腸よりむしろ小腸が受け持っていて大事な部分なんですねぇ。知らなかった。
大腸は主に水分の吸収しかしていないらしい。
大腸が正常だからって、腸が問題ないってわけではないのですヨ!みなさん!

ということで、今日も点滴うちに行ってきます。。。はぁ。

そういえば、ひとつ景気のいいものを。


栗!!!だいすき!!!!
今年も栗がなりはじめました。
猛暑のせいでサイクルがどうもずれており、時期的に、例年よりだいぶ遅れていますが、今年も甘くておいしい。

うちではこうやって、まるごと塩ゆでして、まるごと皮をむいてたべます。
スプーンですくったりするより、ホントの味が味わえる。
私は子供のころから、夏痩せした分の体重を、栗で戻します。
山の動物が冬籠りするのに食べるくらいだから、そりゃ栄養分もカロリーもたっぷりなんでしょ。

栗と点滴で早くこの不調も元に戻さねばっ。