2011年5月17日火曜日

都会の里山



さて、ここはどこでしょう?

関西在住の方はご存知と思いますが、梅田のスカイビルです。
そのふもと(?)にですね、里山があるのは、ご存知ですか?私ははじめて知りました。

スカイビルには映画館があるのでちょくちょく行くのですが、たいがいそのためだけに行くので、展望台にも行ったことがないくらい。
今回ちょっと時間があったので、たんに街路樹が多い場所くらいの感じで足を踏み入れたら、これが予想外に気合の入った空間で驚いたのだ。
木漏れ日いっぱいで、水と緑と、土のいいにおいのいっぱいする、とても気持ちのよいところです。



有機栽培をしている野菜畑が入り口にあり、小川の流れに沿って、かなりいろんな種類の木や植物が植わっている。
古い木はカブトムシが幼虫を産めるように地面に置いたままにしてあったり、枯れ葉は野菜の肥料にしたり、雑木の栄養になるように、一切取り除いたりはしないらしい。
竹林があるのは、野菜の支え棒や田植えの道具にするため。
将来的には、野菜畑の隣りの、今はれんげの花がいっぱい咲いているスペースで、お米も栽培するみたい。
れんげも土に混ぜ込んだら肥料になるもんね。

という風に、ほどよいスペースで、すべて循環できるようになってる。
昔は、ひとつの村単位でこんな風にできていたんだろうなぁ、と。
「人間が住むため」だけの空間ができて以来、里山というものは消えて行ったのでしょうが、ビルのど真ん中の、こういうコンパクトサイズの里山でもあんがい機能するというモデルを見ると、これからの街作りというものに可能性があるように思えます。
そして里山的なものを取り入れた循環する街というのは、一人でどうにかできるものではないから、自然と、「地域社会」みたいなものもできてくるのかなぁ、と。
社会のつながりというのは、人間だけでできるものではなくて、環境も含めて考えないと作られないのかもしれない。




ところで、かなりの里山もどきな環境に住んでいるワタシですが、今はイチゴの季節です!!
まいにちイチゴジュース!!!


牛乳なんて入れないさ。
100%イチゴのみ。氷を2つくらいと、ハチミツをほんの少しだけ入れて、ジューサーにかけるだけ。
ハチミツを入れると、水っぽさがなくなって、より濃厚に、イチゴの甘さが引き立ちます。
この季節、2週間くらいだけの、自然の贈り物です。
しあわせ。

0 件のコメント:

コメントを投稿