2011年6月10日金曜日

水のすみか


会社のちかく、神戸の栄町にはちいさなギャラリーがたくさんあるのですが、今日、そのうちのひとつ、ギャラリーPAXREXに行ってきました。入り口の看板。
ビルの地下にある、小さなギャラリーです。
(サイトはこちら ⇒ http://www.paxrex.jp/

開催中の展覧会は、『森善之 写真展   水のすみか』というもの。
大台ケ原で5年かけて撮影した、「水」にまつわる写真の展覧会。

コップに入れた川の水から始まり、川や、雲や、空や、海や、雨や、水がめぐりめぐって、またコップの水になる。
全部、自然光で撮影されたようで、暗がりにある滝などは、深い灰いろにぼんやり白いものが浮かび上がる、なんか油絵の抽象画みたいで、不思議なかんじがした。




写真って、同じ機械を使っても、なんでこんなに撮る人によって色が違うんだろうと思います。
技術ももちろんでしょうが、そういう色に、見えてるんだと思う。
だから結局、ものの見方、なのかなぁ、と。
そう考えるとおもしろい。
今自分に見えているその辺のとりとめない景色も、きっと見る人によってぜんぜん違う色に見えてるんだろうなあ、とか。
わたしはですね、HIROMIXの世代なので、あんな風な色で世界を見てみたい、と本当に、本当に強く思ったものです。

週末は、土門拳賞を受賞した、石川直樹の写真展を大阪に見に行きます!
たのしみ~。


0 件のコメント:

コメントを投稿