2010年10月28日木曜日

ざんねん


本日の、内田樹ブログのお題が「映画『ノルウェイの森』を見ました」というものなんですが、(コチラ⇒http://blog.tatsuru.com/)これがねー、やっぱりというか、それにしてもというか、えぇそんなあ、というか。

村上春樹についてかなり深みのある分析本を書いている内田センセイが、一言「すばらしかった」と言えば、きっと村上春樹ファンは、多少の懐疑もありつつ、とりあえず映画館に行ってみよう!後は見てからだ!と思えそうですが、あそこまで正確に、違和感について述べられてしまった日には、もう怖くて(がっかりしすぎるのが、ね)映画館になんて絶対見に行けないわ。

普通に小説を読んでいたら順番に頭に入っていくキャラクターの背景やエピソードを、映像ではひとコマで見せることができる。
でもそのひとコマの説得力の後ろには、やっぱり削る部分と残す部分の説得力がないとダメなわけで、これに失敗してるとなると、もう読者にとっては別の映画と思うしか評価のしようがないわけで。
あとは、雰囲気を感じる、とか。
でも、「そういう時代の空気」をうまく伝えている、と言われても、70年代に青春だった人にしか分からないわけで。
ああ、ざんねん。

写真は、全然関係ありませんが。
寒くなってきたからねー。あったかくなってね。

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