2010年10月16日土曜日

日本語の歌



秦基博の、新しいアルバムを買いました。
日本人のCDを買うのなんて、1年半ぶりくらい?だって、高いから。
デビューアルバムがなんだかすごい好きで、かなり聴いていたけれど、それ以降は、新曲とかラジオで流れてくるのを聴き流すくらいで、あまり気にとめてはいなかったのですが。

今度のは、日本人が、日本人らしく、日本語で歌をうたうカタチとして、とても正しい、というか、清々しいというか、ほんと、好きです。

先日くるりの佐藤くん(歳が同じで、メジャーデビューの年に私も就職したので、なんとなく「くん」と呼ぶ。岸田くんも。)が、最近聴いてる曲、という話をしていたときに、「日本語で歌ってる歌がききたい」と、「車乗ってるときも、竹内まりあとか聴いてる」と言っていて、ああ、分かるなぁ、と。
すんなり、何言ってるか分かる歌が無性に聴きたくなる時がある。

あと、大貫妙子が、「最近の日本人の歌手は、言葉をはっきり歌わない。それがかっこいいと思ってる感じがあるけど、海外では、どんなジャンルの音楽であっても、言葉がはっきり聞こえない歌は売れない」と言っていて、そういう意味でも、この、秦基博という人は、とても、正しい。

とくに複雑なアレンジがあるわけでもなく、歌詞が個性的であるわけでもなく、変わったことがしたいわけでもなく、でも、声がよくて(声はホントに、いい。)、どの曲もメロディーがとてもよくて、気分がよくすんなり聴けて、いやな部分が全然なくて、ああ、こういう音楽って、日本にしかないよなぁ、と思える。
(福山とかはね、あまりにも単純すぎてダメ。センスの問題だ。)

いいです。
秋は、これだね。

0 件のコメント:

コメントを投稿