2010年12月1日水曜日

「死なない家」に住みたい。





先日、11月30日(火)の日経新聞朝刊の文化面で、ものすごく気になる記事を発見。
 「死なない家」に住む
というもの。

内容は、荒川修三という現代美術家が近年取り組んでいた、「天命反転」の思想に基づいた体験型の建造物、いわゆる「死なない家」に住み始めた映画監督の山岡信貴が、その4年間を撮り続けたものをドキュメンタリー映画にまとめた、というもの。

「死なない家」とは?って思いますよね。
詳しくは知らないんですが、ウィキペディアでは、「人間の自律的な行動環境に直接影響を与える」ような建物、らしい。
環境や構造が、人間の無意識の部分(神経や筋肉)に働きかけるように作ってあって、それによって、極端な話、「死なない」ような体を作る、ってことなんでしょうか。

もともと、岐阜にテーマパークとして「養老天命反転地」を作り(上の写真はその一部)、その発展形として、養老のような環境で生活を営めるようにと、2005年に、東京都三鷹市に建てた「三鷹天命反転住宅」のこと。

で、すごいのが、住み始めてわずか半年くらいで、ほんとうに、「死なない体」とまではいかなくても、花粉症が治ったり、体重が減ったり、体の内側から根本的に体質が変わるようなことが起きたらしい!!
おもしろい!!!
人間って、体にしろ心にしろ、自分が把握できている部分なんてほんのわずかで、だから、コントロールしているようで、やっぱりいろんな予測不能なことに日常的に晒されている。
それを、体中心に考えるのでなく、家ごと変えてしまう、そのうえ、家がが勝手にこちら側に働きかけてくる、なんて、ものすごい画期的だと思います。
住んでみたいなぁ。

荒川修三は、岡山県奈義市にある奈義町現代美術館にも、作品というか庭園を造っていて、それはずっと前から気になってはいたんですよね。
「死なない家」で、やっとつながった。
こういうリンクがあると、行かねば!と思います。
行かねばっ。でも遠いのだ。というか不便なのだ。

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