2010年9月21日火曜日

口ほどにものを言う


歌舞伎を見に行ってきました。
といっても、若干敷居低めの、これを見てゆくゆくは歌舞座に足を運んでね、という意味合いのもの。

演目は「鳴神」と「俄獅子」。
出演は中村扇雀、中村橋之助。

まわりは、おばあちゃんとおじいちゃんばっかり。歌舞伎座とかも、こうなんだろうか。

歌舞伎ってなんとなく敷居高いですが、実際に見てみると(初めて見た)、というか良く考えるとそもそもが大衆の演芸で、単に言葉が古いのでセリフが耳から理解しにくいという部分を除けば、普通に「芝居」なんですよね。
それも、自己満足的な部分が一切ない、見る側サイドに徹したエンターテインメント。
小難しいとこなんて、全然ない。
見る側がわかりやすいように、感情表現も体の動きで表す定型がいっぱいあり、それがもうあからさま過ぎてひいてしまうくらい。
なんかに似てるよなぁ、これ、と考えてみて、ちょっと、人形劇みたい、と思ってしまったのでした。(失礼?)
そういえば、文楽とかも、けっこうハマるらしいよね。
人の動きを人形なとこまで簡略化することと、人形が人の動きや感情をどれだけリアルに表せるか、通じる部分があるんだろうか。興味深い。

足の動きに、いちばん目が釘付けだったのでした。
口ほどにものを言う、ってかんじ。


そういえば、一緒に行った友達が、「海老蔵ならもっと感動したかも」としきりに言ってたのですが、そういうもんかなー。

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