2010年9月1日水曜日

雅の世界




『京都 細見美術館 琳派・若冲と雅の世界』@大丸神戸店
に行ってきましたあ。
本日9月1日からです。(上の若沖は、展覧会とは別モノね)

京都の細見美術館所蔵の作品の展覧会ですが、中に若沖作品も含まれるということで、けっこう前から楽しみにしてたのです。
細見美術館で若沖は見たことあるので、数は少ないのは承知済みのはずでしたが、それでもやっぱり、展覧会タイトルを「若沖と」とするにはなぁ、ってくらいの物足りなさでした。
所蔵品は比較的、地味めのものですし。(これも知ってたけどさ)

それでも今回の収穫は、江戸中期から後期にかけての、能装束のうつくしさ。
着物といってもいろんな技法があるし、着用する状況や身分によって、柄から何から全然違うのはわかっていましたが、「能の装束」に限って「着物」を観賞するのはそういえば初めてで、その、あまりに衣装としての手の込みよう、色合いの絶妙さ、柄のおもしろさと洗練さに、ちょっと感動してしまいました。
能装束って、ぜんぜん違うものなんですねぇ。
特に、江戸の中期以降は、能装束がいちばん豪華だった時代らしい。
もっといろいろ見てみたいものです。

あと、やっぱり細見美術館の所蔵品は、細見美術館で見るのが、いちばんと思う。
ものすごいステキなところですし。
屋上にある茶室で、末富の和菓子をいただけます。
見るものはそんなに変わり映えしなくても、何度でも訪れたくなるような、美術館です。

そう、それと、物販コーナーで、この本買った。



発売当時、話題だったんですね。知らんかった。
近世絵画史において、エキセントリックで傍流とみなされたきた画家たちを、「前衛」として再評価したという本。若沖再評価の火付け役ともなったという。
おもしろそう。

おみやげにもらった、奈良のてぬぐいブックカバー。



手持ちの読みかけ文庫がちょうどなかったので、これを入れてみた。



けっこうカワイイねー。
でも、さらに便利になりました!ってしおりのヒモが、太くてジャマ…(ごめん)。

0 件のコメント:

コメントを投稿