2010年9月23日木曜日

奈良の夜

さいきん、最も「へえ」と思ったこと。
 『せっけんに付いた髪の毛は、お尻にこすりつけるとすぐ取れる』
これマジで有効です。いいこと聞いた。へええ。



そんなこんなで、中秋の名月の日、お月見茶会に奈良の唐招提寺に行ってきました。
西ノ京らへんは、ほんと夜は真っ暗で、昔は追いはぎとか普通にいたであろう感じのところ。夜は、風情どうこう以前に、一人歩きはなんだかこわい。

(写真もなんだかおどろおどろしいけど、これはカメラがダメなせい)



22日は、当初夕方から雨が降ると言われてましたが、すこし曇りがちながらも、雲の影から時折くっきりと満月がのぞき、金堂の瓦屋根越しのその明りはほんともう吸い込まれるようで、1300年前からこの季節にはこうやってお寺に集まってみんなで月を見上げてたのだなぁ、と、しみじみ感動したのでした。

先日、10年に及ぶ解体修理の末に完成した金堂。



千手観音像。



金堂の仏様のあかりと、足元に置かれた、灯篭のろうそくのあかりと、月あかり。
茶会のお月見団子も薄暗くてはっきり見えなかったけど、盛りの萩の花もぼんやりとしか見えなかったけど、人の顔なんてほとんど見えなかったけど、でも脳みそが画像処理したかのように、イメージははっきり心に焼きついたのでした。

奈良の好きなところは、夜が、ほんとうに夜、なところ。

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